【日本代表】中島、堂安、山中、柴崎…決めるのは誰だ!?直接FKの得点は5年以上なし
堂安律(左)、中島翔哉(右)に直接FKによるゴールは生まれるか!? それとも…。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
森保ジャパンでの最初のFK弾は誰に――。今日、キルギス戦。
[キリンチャレンジカップ] 日本 – キルギス/2018年11月20日19:20/豊田スタジアム
日本代表が11月20日、豊田スタジアムでキルギス代表と対戦する。森保一監督は16日のベネズエラ代表戦からの大幅なメンバー変更を示唆しており、出場機会を得られなかったメンバーの多くがスタメンに名を連ねそうだ。
また、これまで”封印”してきた森保監督がサンフレッチェ広島でメインとしてきた3バックの採用もあるのか? 日本代表の今年最後の試合であり活動になるだけに、しっかり勝利を収めて勢いをつけるとともに、来年1月のUAEアジアカップに向けて修正点も洗い出したいところだ。
森保ジャパンはこれまで4試合、すべてでゴールを決めてきた。計11ゴールである。
吉田麻也はベネズエラ戦での中島翔哉のFKに酒井宏樹がジャンピングボレーで合わせた一撃を引き合いに出し、「セットプレーは日本のストロングポイントなだけに生かしていきたい」とも語る。
ただ、森保体制下で、直接FKによるゴールは、いまだ一度も決まっていない。
そもそも、日本の武器の一つであるはずの直接FKだが、振り返ると、最後に決まったのは、5年以上前である。実に2013年9月6日に大阪長居スタジアムで開催されたキリンチャレンジカップ・グアテマラ戦(日本が3-0で勝利)での、76分に遠藤保仁が決めたときまで遡る。
森保ジャパン初陣となった9月のコスタリカ戦、ゴール前でのFKのチャンスでは天野純が堂安律に譲ったが……堂安のキックは決まらなかった。他にもチャンスはあったが、いずれもスタンドからは惜しいという溜息が漏れた。
これまで森保ジャパンのセットプレーのキッカーを務めてきた中島、堂安(または南野拓実)のキック精度は高く、このあたりで”一発”が決まってもおかしくはないと言えるが……。ただ3人はベネズエラ戦で先発しているだけに、ベンチスタートとなる可能性もある。
であれば、ロベルト・カルロス級の左足を持つ山中亮輔か、2戦連続出場であればロシア・ワールドカップ(W杯)などでもキッカーを担った柴崎岳か……。彼らにもチャンスはありそうだ。
1月のアジアカップやその先の世界で勝ち上がることを見据えると、やはり中村俊輔や遠藤保仁のようなFKの名手の台頭も不可欠と言える。世代交代が進むなか、若き日本代表の戦士たちに、そろそろ貪欲に直接FKでゴール狙う姿勢も期待したいところだ。
文:サカノワ編集グループ