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南野拓実は疲労考慮?「序列」上がらず。リバプール破竹15連勝

南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

オリジが先発、ファビーニョ投入、カーティス・ジョーンズも好調をキープ。

[プレミアリーグ 18節] ウェストハム0-2リバプール/2020年1月29日/ロンドン・スタジアム

 イングランド・プレミアリーグ、リバプールFCがアウェーでウェストハム・ユナイテッドFCに2-0の勝利を収め、プレミアリーグ15連勝を飾った。また2019年1月から続くリーク戦の無敗記録を41(36勝5分)に伸ばした。リーグ戦は23勝1分(56得点・15失点)の勝点70。2位のマンチェスターシティとは勝点差を「19」に広げた。

 サディオ・マネの負傷欠場により出場が期待された日本代表FW南野拓実だが、ベンチ入りしたものの出番を得られなかった。

 リバプールは35分、ファウルで得たPKをモハメド・サラーが決めて先制に成功。さらに52分には相手のコーナーキックのこぼれ球を拾って起点を作りカウンターを発動させ、スルーパスに抜け出したオックスレイド・チェンバレンが決めて、リードを2点に広げた。試合をコントロールしながら2-0の無失点勝利を収めた。

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は試合後のインタビューで次のように語った。

「勝点3を取れてとてもハッピーです。試合のなかで私たちは相手より優位に立っていましたが、(ゴールキーパーの)アリソン(ベッカー)は多くのピンチを止めてくれて、非常に集中してくれていました。我々が求めていたリズムを保てていたとは言えませんが、最終的に勝点3を積み上げることができました」

 試合内容には決して満足していないものの、カップ戦との連戦が続くなかで勝点3を取れた結果に満足している様子だった。

 南野に出番は回ってこなかったが、23日のリーグ戦のウルバーハンプトン・ワンダラーズ戦で57分、26日のFAカップ4回戦シュルーズベリータウン戦に85分まで出場している。その疲労も考慮して、クロップは南野をベンチには置いたものの起用しなかったか。ディヴォック・オリジが先発し、ファビーニョが途中出場、さらに最近好調なカーティス・ジョーンズも起用された。ここ最近抜擢されてきた南野だが、そうしたアタッカー陣の「序列」に加わっていきたい。

 リバプールの連戦は続き、次節2月1日(日本時間2日0:00)にはホームで9位のサウサンプトンFCと対戦する。南野には日本代表DF吉田麻也との対決も期待される。マネの欠場は濃厚で、南野にチャンスは訪れるか。

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 [文:サカノワ編集グループ]

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