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日本代表、5年2か月ぶり直接FKのゴールを決めたのは先発唯一の欧州組…

キルギス戦に欧州組で唯一先発し、直接FKからゴールを決めた原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

GKのミス!? 原口元気は得点の瞬間、首を捻る。

[キリンチャレンジカップ] 日本 – キルギス/2018年11月20日/豊田スタジアム

 日本代表対キルギス代表戦で、実に日本にとって5年2か月ぶりとなる直接フリーキック(FK)からのゴールが生まれた。決めたのは、原口元気(ハノーファー96)だ。

 19分、左サイドから原口が突破を図ってファウルをもらい、ペナルティエリアぎりぎりの約20メートルの位置でFKのチャンスを得る。

 開始3分に先制点を決めていた左利きの山中亮輔(横浜F・マリノス)と、右利きの原口がボールサイドに立つ。

 そして助走して蹴り込んだのは、原口。壁の横ぎりぎりを抜けてきたボールに、キルギスのGKパベル・マティアシュ(アバハニ/バングラデシュ)は反応するのがやっと。キャッチしに行って弾いたボールが、そのままゴールネットを揺らした。

 中村俊輔(ジュビロ磐田)、遠藤保仁(ガンバ大阪)、本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)ら直接FKからのゴールは日本の”お家芸”だった、はず。しかし直近に決まったのは、2013年9月6日のキリンチャレンジカップ・グアテマラ戦(日本が3-0で勝利/長居)、76分に遠藤保仁が決めたときまで遡らなければならない。

 そして5年2か月ぶりに決めたのは、この日先発したなかで唯一の欧州組であり、ロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表メンバーである原口だった。プライドを示すように、ずっと欲していた結果をひとつ残した。

 ただ……鮮やかに決めたわけではなかっただけに、ゴールの瞬間、原口は首を捻って苦笑い。そこまで喜びを示さなかった。

 試合は日本が2点リードして前半を終了。今年最後となる日本代表の一戦、原口にはさらに後半、得意のドリブル突破からのゴールも期待したい!

文:サカノワ編集グループ

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