【サッカー日本代表】アジア版ネーションズリーグ、2030年導入へ。W杯アジア予選を兼ね、トップ6が自動で出場権獲得

エクアドル代表戦でのPK戦を制して歓喜する日本代表の選手たち。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

2032-33年大会は34年W杯、2030年に始まる大会は32年アジアカップの予選を兼ねる

 アジアサッカー連盟(AFC)が、2030年から「アジア版ネーションズリーグ」を導入し、FIFAワールドカップ(W杯)とAFCアジアカップの予選方式を大きく変える案を示すという。『ESPN』が入手した草案によると、AFCは加盟協会へ説明を行う予定だ。

 新大会は2年に一度の開催を想定する。参加国・地域をリーグA、リーグB、リーグCの3階層に分け、リーグAとリーグBは各18チーム、リーグCは11チームを3グループに振り分ける。

 2032-33年に行うネーションズリーグは、2034年にサウジアラビアで開催されるW杯のアジア予選を兼ねる。リーグAの各国はホーム6試合、アウェー6試合の計12試合を戦い、上位6チームがW杯出場権を自動的に得る。

 リーグAの7位から10位は、残る2つの出場枠を懸けた総当たりのプレーオフに進出。上位2チームがW杯出場を決め、3位チームは大陸間プレーオフに回る。

 2030年に始まるネーションズリーグは、2032年アジアカップの予選を兼ねる。従来2031年に予定されていたアジアカップは、2032年開催へ移行する案だ。

 この2030年大会では、各国がホーム3試合、アウェー3試合の計6試合を戦う。リーグAの全18チームと、リーグBの上位6チームがアジアカップ本大会への出場権を得る。

 また、どの大会でもリーグAの上位8チームは優勝決定トーナメントに進出。準々決勝はホーム&アウェーで行い、準決勝と決勝は一つの開催地で集中開催される計画だ。

 昇降格も設ける。リーグAの下位2チームはリーグBへ降格し、リーグBの上位2チームはリーグAへ昇格する。リーグBの下位2チームはリーグCへ降格し、リーグCの上位2チームはリーグBへ昇格する。

 さらに、上位リーグで自動降格を免れた次の下位4チームと、下位リーグで自動昇格に届かなかった次の上位4チームも、プレーオフで昇降格を争う。

 AFCは地域ごとの区分を設けず、抽選時のポット分けとアルゴリズムによる日程作成で対戦の公平性を図る方針という。地域ごとの参加数の偏り、競技レベルの差を理由に挙げている。

 また、2028-29年には試行大会を行う案もある。FIFAランキングではなく、W杯とアジアカップの共同予選の成績をもとに最初の階層を決定。リーグAでは、現行方式と同じ3組各6チームで戦い、各組上位2チームが2030年W杯出場を決める。

 各組3位、4位が進む従来方式と異なり、次点となる成績上位4チームがプレーオフに進出する案だ。プレーオフの上位2チームがW杯へ進み、3位チームは大陸間プレーオフに回る。試行大会でも昇降格とプレーオフを実施し、2030年の正式導入時のリーグ編成につなげるという。

 また、単独の新大会として開催する案は、費用と国際試合日程の不足を理由に見送られた。

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