トランプ大統領とFIFA会長のレッドカード取り消し疑惑もあったW杯…「私の信条と大きな隔たり」元日本代表監督の岡田武史氏が日本サッカー協会の副会長を電撃辞任

北中米W杯抽選会での米国トランプ大統領。(Photo by Hector Vivas - FIFA/FIFA via Getty Images)

JFAはAFCと歩調を合わせ、FIFA会長の再選を支持

 日本サッカー協会(JFA)は10月29日、岡田武史氏が10月24日をもって副会長を辞任したと発表した。JFAは次のように岡田氏のコメントを発表した。

「誠に勝手ながら、このたび、副会長の職を辞させていただくこととしました。私はこれまで、スポーツは高潔であるべきだという信条のもと、その社会的価値を大切にしてきました。しかし、今回のFIFAワールドカップをめぐる一連の対応については、私自身の信条との間に大きな隔たりがあり、それを一人のスポーツマンとして受け入れることができず、このたびの決断に至りました。

 アジアサッカー連盟(AFC)との関係や日本サッカーへの影響を踏まえれば、AFCと歩調を合わせる方向性には現実的な理由があるものと理解しております。任期の途中で職を退くこととなり、大変申し訳なく思っておりますが、熟慮を重ねた末の決断としてご理解いただければ幸いです」

 JFAはこのほど、AFC(アジアサッカー連盟)と歩調を合わせて、次回会長選挙でFIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長の再選を支持する方針を示していた。

 同会長はアメリカのドナルド・トランプ大統領と懇意にしていることで知られる。そうしたなかW杯期間中、アメリカ代表のエースであったフォラリン・バログンの出場停止を巡って、トランプ大統領がインファンティーノ会長に電話で連絡。両者とも因果関係を否定しているが、実際、バログンの出場停止処分が取り消されるという事態が起きた。

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