【大谷翔平】来季「手術なし」確定、二刀流続行も「どのような形になるか未知数」。ドジャース4年目は未知なる世界へ

ブレーブス戦、5番DHで先発したドジャースの大谷翔平。写真:AP/アフロ

フリードマン編成本部長が明言。慎重に調整へ

 アメリカ・メジャーリーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平(Shohei OHTANI)は、2027年シーズンに向けて右上腕二頭筋と左膝の手術を受ける必要がないことが分かった。ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が10月21日のシーズン終了会見で明らかにした。来季の投打二刀流継続を見込む一方、どのような形で投打を両立させるかは、今後の協議に委ねられる。

 ドジャース公式サイトによると、フリードマン編成本部長は、大谷が2027年シーズンに投手として登板することを「全面的に」期待していると説明。ただし、レギュラーシーズンを通じて二刀流を続けながら、ポストシーズンでも最高の状態を維持できるかについては、慎重に検討する必要があるとした。

 同編成本部長は、打席とマウンドの双方で大谷がチームに最大限の貢献を果たし、10月のポストシーズンに向けても良好な状態を保てるよう、今後、投打のバランスを協議していく考えを示した。

 大谷は2026年シーズン、打者としてチーム最多の30本塁打、OPS.889を記録。投手としても14先発で防御率1.79をマークした。しかし、右上腕二頭筋と左膝の故障がシーズン途中から影響し、7月3日を最後にマウンドから遠ざかった。打撃成績も8月中旬ごろから下降し、9月には負傷者リスト(IL)入りを余儀なくされた。

 復帰後も本来の状態を取り戻せず、ポストシーズンでは26打数5安打、打率.192、長打はナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第4戦で放った3ラン本塁打の1本にとどまった。ドジャースはブルワーズにNLCSで4連敗を喫し、ワールドシリーズ3連覇の夢は潰えた。

 大谷はシーズン終了後、今季を通じて何を学んだのか、まだ十分に整理できていないと説明。そのうえで、治療やトレーニングプログラムを一から見直し、来季に向けてできることを考えたいと語っていた。

 2027年シーズンに向けては、開幕から先発ローテーションに入るとは限らない。フリードマン編成本部長は、大谷がシーズン序盤から投打二刀流を始めるのか、投手として復帰する場合は最初の1か月をどう管理するのかなど、慎重に判断する必要があると説明した。

 また、2026年シーズンには、大谷が出場を優先するあまり、身体の状態を必ずしも正確に伝えていなかった可能性も指摘された。フリードマン編成本部長は、最高の選手たちに共通する姿勢として、競争心の強さとチームの勝利に貢献したいという思いを挙げた。

 大谷はこれまで、シーズン開幕から投打二刀流でプレーし、同じ年のポストシーズンでも投手として登板した経験がない。投打双方で最も多くの負荷を担ったロサンゼルス・エンゼルス時代の2022年は、打者として666打席に立ち、投手として自己最多の166イニング、28先発を記録した。

 来季、同等の負荷を担えるかは未知数だ。それでも前例のない挑戦を続けてきた大谷が、ドジャースとともに投打の起用法をどう組み立てるのか。2027年の二刀流復帰に向けて、故障の再発を防ぎながらポストシーズンで最高の力を発揮するための計画を立てていく。

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