主将として戦った1年、ポドルスキが「最後のミスもある意味良かった」と総括した理由とは?
ヴィッセル神戸のルーカス・ポドルスキ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ダビド・ビジャ獲得発表! 来季へ「新たに加わる選手も、去る選手もいて、どういうことが起きていくか分からない」。
[J1 34節] 神戸 3-2 仙台/2018年12月2日/ノエビアスタジアム神戸
ヴィッセル神戸がホームで迎えたJ1・34節のベガルタ仙台戦で3-2の勝利を収め、10位に順位を上げて2018シーズンを終えた。元ドイツ代表のFWルーカス・ポドルスキはこの試合でフル出場を果たして勝利に貢献。今季リーグ通算24試合5ゴールを記録した。キャプテンを任された1年、チーム成績に波のあったシーズンを終え、現在の心境を試合後に語った。
「最後は良い形で締め括れたと言えますが、(42分に相手チームに退場者が出ながら)後半2点を決められてしまいました。その原因はディフェンスというより、数的優位の中でしっかりゴールを決め切れなかったから。イージーミスからカウンターを食らってしまった。細かいところですが、そういったところが最後に出てしまったことは、ある意味、次につなげられるので良かったとも言えます」
そのように最後に喫した2失点は、来季への「宿題」になる。それも収穫だと捉えていた。よりリージョ色が強まる来季の目標について、ポドルスキは次のように語った。
「最後は監督の目指すサッカーに近いものを発揮できました。来シーズンは新しい選手も加わり、チームを去る選手もいるだろうし、どういうことが起きていくかは分かりません。そのあたり(目標)は監督がしっかり示していくはずです。もちろんみんなが勝ちたいと思っているし、しっかり課題を克服していければ、さらに僕らの力を発揮できるはずです」
フアン・マヌエル・リージョ監督の下、次第にスタイルや戦い方が浸透してくるなかでシーズンを終えた。ダビド・ビジャの獲得がこの日発表されるなど、外国人選手枠の来季からの新たな枠を生かし、神戸はどのような陣容になっていくのか。そのなかで、ポドルスキはどのような存在になっていくのか。2019年へさまざまなイメージとともに、希望をもたらす1勝となった。
文:サカノワ編集グループ