【天皇杯】準決勝は神戸×京都、横浜FM×G大阪。主力温存の神戸が完勝、鹿島は守備崩壊。森岡亮太、佐々木大樹、井手口陽介が決める
神戸の佐々木大樹。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
完全ターンオーバーで結果を残す!
[天皇杯 準々決勝]鹿島 0–3 神戸/2024年9月25日19:00/ノエビアスタジアム神戸
天皇杯準々決勝、ヴィッセル神戸が鹿島アントラーズに3-0の勝利を収めて、ベスト4進出を決めた。
鹿島は鈴木優磨ら不動のメンバーが主体である一方、リーグ連覇とAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇も目指す神戸は11人全員のターンオーバーを敢行。しかも大迫勇也、武藤嘉紀はいずれもメンバー外となった。
神戸がペースを握るとともに、鹿島の課題となっているサイドバックの背後のスペースを効果的に突いていく。そして15分、右クロスをファーサイドでフリーになった森岡亮太が合わせて先制する。
さらに83分にも、左右の揺さぶりから佐々木大樹がボレーで2点目を奪取! そして90+7分、球際で上回っていき最後は井手口陽介が沈めて、トドメの3点目を決めてみせた。
鹿島はこれでタイトル獲得の可能性はリーグ戦を残すのみとなった。しかしリーグ5試合未勝利の流れの中で今回敗れ、しかも完全ターンオーバーの神戸に完敗を喫し、選手の入れ替えもあったとはいえシーズン終盤に差し掛かったこの段階で、チーム力を上積みができていない現実を突き付けられた。
一方、神戸は勢いがつく1勝に。AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリートの戦いもスタートしたなか、”2チーム体制”で全タイトルを狙っていける可能性を示した。
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10月27日の準決勝は神戸 対 京都サンガF.C.、横浜F・マリノス対ガンバ大阪に決まった。関東は1チーム、そしてサッカー専用スタジアムを持つ関西勢3チームが勝ち残った。