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【浦和】駒井完全移籍濃厚、「ドリブラー枠」で汰木康也が山形から加わる

浦和への加入が決定した汰木康也。(C)SAKANOWA

原口、関根、高木、梅崎、駒井とドリブラーが相次いで退団するなか…。「覚悟を持って全力でチャレンジ」と決意を示す。

 浦和レッズは12月22日、モンテディオ山形のMF汰木康也(ゆるき・こうや)を完全移籍で獲得したと発表した。

 汰木は1995年7月3日生まれの23歳。神奈川県出身。183センチ70キロ。これまでのキャリアは、原FC―横浜F・マリノスプライマリー―横浜F・マリノスジュニアユース ―横浜F・マリノスユース―モンテディオ山形。

 加入決定を受けて、汰木は次のようにコメントしている。

「このたび浦和レッズに加入することになりました汰木康也です。浦和レッズという歴史ある偉大なクラブの一員になることができて、とても嬉しく思います。日本トップクラスの選手たちと毎日競える環境に身を置けることやあの素晴らしい雰囲気の埼スタのピッチに立つことを想像しただけでとてもワクワクしています。覚悟を持って全力でチャレンジしていきます。必ずタイトルに貢献できるように頑張りますので、よろしくお願いします」

 また、山形の公式ホームページでは次のようにサポーターに感謝している。

「この度、5年間お世話になった山形を離れ、浦和レッズに行く決意をしました。思うように結果を出せず、タイトルに貢献することができず本当に力不足を感じています。そのなかでオファーをいただき、本当に迷いましたが、自分の夢を叶えるために、より自分にとって厳しい環境に身を置くことを決意しました。

 強い覚悟を持って挑戦してきます。走ること、闘うこと、山形のサッカーや石﨑監督、木山監督のもとで学んだことを向こうでも発揮して必ず活躍して結果を出してきます。

 優しいクラブスタッフや関係者の方々、どんなチーム状況であろうと大きな声援を送ってくれる山形の熱いサポーターの皆さんのおかげで自分も頑張ること、成長することができたと思っています。感謝してもしきれません。

 みんなが本当に温かい山形が大好きになりました。本当にお世話になりました」

 浦和は近年、原口元気(→ヘルタ・ベルリン→ハノーファー96)、関根貴大(→インゴルシュタット→シント=トロイデン)、高木俊幸(→セレッソ大阪)、梅崎司(→湘南ベルマーレ)、駒井善成(→北海道コンサドーレ札幌)とドリブラーが相次いで退団。

 特に駒井は今季レンタル移籍だったが、元浦和指揮官のペトロヴィッチ監督のもと、来季から札幌への完全移籍切り替えが濃厚だ。そうした状況もあり、今季の浦和は攻撃にアクセントをつけられるタレントが不足していた感は否めなかった。

 そのなかでオズワルド・オリヴェイラ監督のお眼鏡にもかなう、23歳とポテンシャルのある大型ドリブラーを引き抜くことに成功。横浜の下部組織出身とあって技術の高さは折り紙付きだ。

  来季はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権も獲得し、Jリーグ開幕前から連戦が続くだけに、汰木にも必ずや出場のチャンスは訪れるはずだ。それだけにキャンプから早い段階でアピールし、周囲に自身の”武器”をしっかり伝えて、戦力になりたい。

文:サカノワ編集グループ

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