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【日本代表】アジア杯制覇へ南野拓実「数字とチームへの貢献、もっとこだわる」

アジアカップに向けて始動した日本代表。練習する南野拓実(左)と青山敏弘。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

始動初日から合流。「休んでいました」。

 日本代表が12月26日、UAEアジアカップに向けて千葉県内の練習場で始動した。

 海外組で唯一、初日から参加したのがRBザルツブルクの南野拓実だった。

 南野は12月13日のアウェーでのヨーロッパリーグのセルティックFC戦で先発し74分までプレーして、2-1の勝利に貢献。直後の16日、オーストリアリーグのホームでのSKNザンクト・ペルテン戦はベンチにとどまった(チームは5-1の勝利)。

 そこから帰国して、この日のA代表への合流を迎えたが、「休んでいました。体を動かすというよりは、トレーナーにケアしてもらいながらトレーニングをする感じでした」と、一旦、体を休ませることに専念したという。

 チームも国内リーグ、カップ戦、ヨーロッパリーグと連戦が続いてきた。さらにそこに日本代表の活動もあった。ロシアワールドカップを経て森保一体制が発足したあと、6月以降は目まぐるしい日程をこなしながら、南野自身もしっかり結果を残してきた。そのなかで日本代表では、このアジアカップへの出場を当面の目標と捉えてきた。

「(アジアカップは)自分としては初めてですけれど、代表とチーム、両方プレーするなかで移動などもあり、まずテーマとして、ケガをせず、しっかりアジアカップに臨むことを考えてきました。両立しながらここまでできているのは良かったと思います」

 国内リーグでのRBザルツブルクは15勝3分無敗の勝点48、2位に14ポイント差をつけて折り返し、「チームの成績は文句なし」(南野)。そして日本代表でも新エース候補としての存在感を示す。

 それでも南野はすべてが成長過程にあると強調する。

「個人的にはまだまだ全然満足していません。数字の部分、チームへの貢献、そこにもっとこだわっていきたいです」

 まだまだ、向上心のかたまり。23歳の南野がUAEで、真の日本の中心に名乗りを上げる――。日本は1月9日にトルクメニスタンとの初戦を迎える。

文:サカノワ編集グループ

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