「199」「178」中澤佑二が刻んだ二つの偉大な記録
現役時代の横浜FM中澤佑二。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
現役引退を決断。J1通算593試合出場は歴代3位。
横浜F・マリノスは1月8日、DF中澤佑二の2018シーズン限りでの現役引退を発表した。
1978年2月25日生まれの40歳。J1通算593試合出場36得点。2018シーズンは22試合1ゴールを記録していた。
また、中澤が作った記録のうち、J1リーグ連続出場記録「199試合」、J1リーグ連続フルタイム出場 「178試合」は、いずれもフィールドプレーヤーとして歴代最長だ。
このほか、J1通算593試合出場は、歴代3位、フィールドプレーヤーでは2位(1位は遠藤保仁の602試合)。
中澤は次のように横浜FMの公式ホームページでコメントしている。
「私、中澤佑二は、2018シーズンをもって現役を引退する決断を致しました。 自分の中では、プロ20年目となる昨シーズンを一つの区切りとして考え、全てを出し切るという思いで最終戦まで走り続けました。
そしてシーズンを終え、改めて自分の思いを整理した中で、やはりこのクラブでユニフォームを脱ぎたい、そしてそれが横浜F・マリノスに対して一番の恩返しになるんじゃないかなという思いになりました。
小学校6年生からスタートさせたサッカー人生は30年。プロとしての現役生活は20年。振り返ると、ここでは書ききれないほどの本当に多くの方々に支えていただき、こんなに長く現役生活を続けることができました。
もがき苦しみ、がむしゃらに掴み取ったプロ生活。来年もF・マリノスで現役を続ける選択肢もありましたが、最後は”中澤佑二”らしく、自分の決断を信じ、1ミリの後悔もなくピッチを去ろうと思います。
良い時も悪い時もともに戦っていただいたファン・サポーターの皆さま、チームメイト、チームスタッフ、スポンサー各社の皆さま、ホームタウンで支えてくださった皆さま、横浜F・マリノスに関わるすべての皆さま、そして東京ヴェルディに関わるすべての皆さま、本当にありがとうございました。
今後のことはこれからゆっくり考え、また皆さんにご報告出来たらと思います。20年間、本当にありがとうございました」
文:サカノワ編集グループ