【日本代表 採点&寸評】大迫のみ「4」。勝ったものの南野、酒井、ボランチを低めに
【MAN OF THE MATCH=マン・オブ・ザ・マッチ】大迫勇也(日本)
最大のミッションである勝点3は掴んだ。一方、不安も覗かせた。
[UAEアジアカップ GS1節] 日本代表 3-2 トルクメニスタン代表/2019年1月9日/アルナヒヤーン・スタジアム
【選手採点│寸評】
※5段階評価。5が最高で、1が最低。1点刻み。
採点対象は原則、出場20分以上。
※採点の見方
ポジション
背番号 選手名 採点
GK
12 権田修一 2
先制点はプレスに行けなかったフィールドプレーヤーの責任でもあるが、権田であれば止められたはず。
DF
5 長友佑都 3
大迫の逆転ゴールをしぶとく粘ってアシスト。高い位置に出た時は存在感を発揮。ただ間延びした影響を受けて、守備時に後手を踏む場面も目立った。プラス&マイナスで「3」に。
5 槙野智章 3
決して悪くはなかったが、良かったとも言えない内容。ディレイでの対応が多くカウンターに苦しみ、ボールを奪って効果的な起点になれず。
22 吉田麻也 3
槙野と組んだ際は前へプレスを掛けに行く機会が増えるが、今回はリスク回避が優先されて、相手を潰し切れずにいた。縦パスの呼吸も合わず。それでも勝点3はしっかりもたらし、槙野とともに及第点に。
19 酒井宏樹 2
運動量が豊富で相手へのチェックは怠らなかった。一方、ミスはないものの、今回のような引いた相手には、右SBによる工夫がほしい。脅威を与え切れずにいた。
MF
16 冨安健洋 2
スクランブル起用という意味では及第点。とはいえ、常に主導権を握る展開では、逆に冨安の特長であるボール奪取力がこのポジションでは生きなかったか。
7 柴崎 岳 2
チャンスは作り出していた。それでも総合的に見て、効果的だった、と言えるプレーは限られた。こうした試合でこそ変化をつけたい。先制点の場面も相手を褒めるべきだが、もう少し寄せたかった。
8 原口元気 3
後半に入り、サイドに張り出してプレーするように修正。そこから仕掛けてゴールをもたらした。ただ、「原口だからこそ」と言えるアタックは見せられなかった。
21 堂安 律 3
先制点に直結するミスパスをしたが、むしろ発奮。試合を決める3点目をねじ込んだ。
9 南野拓実 2 (▼72分)
ボ―ルが収まらず、ゴール前(正面)を固めるトルクメニスタンの壁に四苦八苦。ただ、ここから調子を上げていくはずだ。
FW
15 大迫勇也 4【MAN OF THE MATCH】
徐々に漂ってきていた不穏な空気を一掃する2ゴール。しっかりと「結果」を残した。
▽交代選手
FW
11 北川航也 ― (△72分)
唯一の交代出場。簡単にボールを失い、そこから2点目のPKを与えてしまった。決定機は巡ってこなかったが、プレッシングを怠らず勝利に導く。
文:サカノワ編集グループ