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ポルトMF中島翔哉が「トレード+13億円」でポルティモネンセ復帰?

中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

欲しているのは23歳のストライカー。

 ポルトガルメディア『ア・ボラ』はこのほど、ポルトガル1部のFCポルトが保有権を持つMF中島翔哉の新シーズンの去就について、同リーグのポルティモネンセSCへの復帰の可能性が出てきたと報じた。

 森保一監督の就任した日本代表にコンスタントに招集されてきた中島だが、このコロナ禍で状況も一変した。ポルトで出場機会を失うなか、今年1月、アラブ首長国連邦(UAE)のアル・アインFCへレンタル移籍。しかし足の負傷により、わずかリーグ2試合の出場にとどまり、その後のシーズンを棒に振った。

 アル・アインは“ディスカウント”でのレンタル延長を希望。しかしポルトは一旦、中島の権利を戻すことに決めた。そのうえで、中島とポルト、両者にとって最良な方策を模索してきた。

 そうしたなか浮上したのが、ポルティモネンセへの復帰案だ。

 現在ポルトは中島に4000万ユーロ(約52億3000万円)の違約金(移籍金)を設定しているという。しかし、もちろんポルティモネンセが支払える額ではない。

 そこで、ポルトが欲しているポルティモネンセの23歳のFWベトと移籍金1000万ユーロ(13億円)でのトレード案が提示されているというのだ。

 また元浦和レッズのエヴェルトンもポルトからポルティモネンセに期限付き移籍している身である。その保有権についても、ポルティモネンセは再び手にしたい意向を示しているそうだ。

 コロナ禍にあるだけに、経済面の問題をそれぞれ解消したい背景もある。複雑に絡み合った権利などが解消され、何よりも一番は、中島が完全復活する日が待ち望まれるところだ。

 中島は1994年8月23日生まれ、東京都出身、26歳。これまでのキャリアは、東京ヴェルディ ― FC東京 ― カターレ富山 ― FC東京 ― ポルティモネンセSC ― アル・デュハイルSC ― ポルト ― アル・アイン。昨季ポルトガル1部4試合・1アシスト、UAE1部2試合・1アシスト。日本代表通算19試合・5ゴール。

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[文:サカノワ編集グループ]

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