磐田が新体制発表。中村俊輔、3年目の「10番」
磐田で3年目の「10番」を背負うことが決まった中村俊輔。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
新加入選手は2人だが、服部強化本部長は「若手の成長も計算しての編成」。
ジュビロ磐田が1月12日に新体制発表会見を行い、そのなかで2019シーズンのメンバーと背番号が発表され、そのリストの「10番」には、中村俊輔の名前がしっかり記載。来年41歳を迎えるJリーグ屈指のレフティが磐田で3年目の戦いをスタートさせる。
新加入選手は、前川崎フロンターレの森谷賢太郎、前モンテディオ山形の中山仁斗の2人。服部年宏強化本部長は「我々は世間で言うところのビッグクラブではありません。やはり選手をしっかり育て、成長させ戦っていく。クラブとしては若手の成長も計算に入れ、今年の編成をしています」と説明している。
中村は昨年12月、東京ヴェルディとのJ1参入決定戦で2-0の勝利を収めてJ1残留を決めたあと、次のように磐田の「テーマ」を挙げていた。
「アダ(アダイウトン)も治って、ムサ(ムサエフ)も代表に入って。2019年は外国人5人枠。Jリーグがガラッと変わる。どうなるか分からないが、そういったスピードについていかないといけない。選手も、スタッフも、クラブも。今年みたいな結果を招いてしまう。一歩先、一歩先を行けるようなことをしていければと思います。それプラス、ジュビロらしさがあれば、この苦しんだことが良い材料になってバネが跳ね上がる」
また、元磐田OBでもある川口能活からプレーオフ直前に送られた、「いろいろ厳しいだろうけれど頑張れよ」というメッセージもまた、大きな刺激を受けた。この新体制発表直前に新シーズンの契約合意に至ったが、磐田とともに成長をしたいという”ジュビロ愛”が何よりも上回った。
確かに昨季は、主力のケガが相次いだとはいえ、磐田の強みが感じられず低迷してしまった感はある。
新加入選手の数は関係ない。ジュビロらしさ――。それを改めて追及するシーズンになる。
▽ジュビロ磐田2019シーズン
メンバー&背番号
▼JUBILO IWATA
No. ポジション 氏名 表記名 生年月日
1 GK 八田直樹 HATTA 1986/6/24 18三重県
3 DF 大井健太郎 KENTARO 1984/5/14
4 DF 新里 亮 RYO 1990/7/2
5 DF 櫻内 渚 NAGISA 1989/8/11
6 DF エレン EREN 1991/4/23
7 MF 田口泰士 TAGUCHI 1991/3/16
8 MF ムサエフ MUSAEV 1989/1/2
9 MF 太田吉彰 YOSHI 1983/6/11
10 MF 中村俊輔 SHUNSUKE 1978/6/24
13 MF 宮崎智彦 MIYAZAKI 1986/11/21
14 MF 松本昌也 MASAYA 1995/1/25
15 MF アダイウトン ADAILTON 1990/12/6
16 FW 中野誠也 SEIYA 1995/7/23
17 MF〇森谷賢太郎 MORIYA 1988/9/21
18 FW 小川航基 KOKI 1997/8/8
19 MF 山田大記 HIROKI 1988/12/27
20 FW 川又堅碁 KENGO 1989/10/14
21 GK カミンスキー KAMINSKI 1990/11/26
22 FW 大久保嘉人 OKUBO 1982/6/9
23 MF 山本康裕 KOSUKE 1989/10/29
24 DF 小川大貴 DAIKI 1991/10/16
25 DF 大南拓磨 OMINAMI 1997/12/13
26 MF 藤川虎太朗 FUJIKAWA 1998/7/24
27 MF 荒木大吾 DAIGO 1994/2/17
28 DF 石田崚真 ISHIDA 1996/6/21
30 MF 上原力也 RIKIYA 1996/8/25
31 GK 志村 滉 KOU 1996/4/2
32 FW〇中山仁斗 NAKAYAMA 1992/2/6
33 DF 藤田義明 YOSHIAKI 1983/1/12
34 MF 針谷岳晃 HARIGAYA 1998/10/15
35 DF 森下 俊 SHUN 1986/5/11
36 GK 三浦龍輝 RYUKI 1992/5/17
41 DF 高橋祥平 SHOHEI 1991/10/27
※〇=新加入選手
文:サカノワ編集グループ