【日本代表】スタメンを全て入れ替えようとすると…布陣はこうなる
スタメン全員入れ替えた場合、前線が足りず、オマーン戦で57分に交代した北川を入れた。(C)SAKANOWA
今日ウズベキスタン戦。大迫温存だと前線が1枚足りない。
[アジアカップ GS3節] 日本- ウズベキスタン/2019年1月17日(日本時間22時30分)/アル・アイン
アジアカップのグループステージ3節の日本代表対ウズベキスタン代表戦が、1月17日の日本時間22時30分から行われる。日本の森保一監督は「この大会は総力戦。日本の総合力の高さを見せたい」と抱負を語る。今大会は決勝トーナメントがワールドカップなどと比べて1試合多く、ベスト16から決勝まで4試合組まれている。必然的に23人の「総力」をいかに生かすかがポイントとなる。
しかもすでに決勝トーナメント進出を決めている日本は、2位突破であっても1回戦と準々決勝は移動せずに済むなど、メリットもある。とはいえ2位通過の場合はオーストラリア、1位通過であればカタールかサウジアラビアと、いずれにせよ難敵が待っている。皮算用したところでその通りに進むとは限らない。基本的には1位突破を狙うという。
森保監督もスタメンの入れ替えを明言。ロシア・ワールドカップ(W杯)のグループステージ3節のポーランド戦で西野朗監督がスタメン6人変更したことが思い出されるが、アジアの王座奪還を掲げるなか、その時よりさらに多い10人の入れ替えもあり得る。
全員を入れ替え、大迫勇也を温存しようとすると、どうしても一人足りない。
最終ラインは室屋成、槙野智章、三浦弦太、佐々木翔となりそうだ。さらに開催地のアル・アインでプレーする塩谷は、青山敏弘との「元サンフレッチェ広島コンビ」によるボランチでの起用が濃厚。伊東純也、乾貴士は今大会初出場が予想される。
一方、前線はオマーン戦を欠場した大迫勇也を、決勝トーナメントに温存することが確実視される。そうすると”スタメン全て入れ替え”ようとすると、前線に今大会初先発となる武藤嘉紀を入れても、1枚足りない。
そこで、オマーン戦を後半早々に交代している北川に再度チャンスが与えられるか。または若い堂安律や南野拓実、波に乗れそうで乗り切れずにいる原口元気のいずれかの起用もあるか。
ここに来て、Jリーグがオフ期間であることが影響したとはいえ、守備陣にやや偏り前線やボランチの駒が不足している編成の影響が出てきている。森保監督のマネジメント能力も試される。
とはいえ、相手チームも決勝トーナメント進出を決めており、日本同様にメンバーを変更してくる。本当の勝負はむしろ、このウズベキスタン戦のあと。決勝トーナメントにつなげるためにも、チームを強烈に突き上げるような存在が出てきてもらいたい。
文:サカノワ編集グループ