【日本代表】原口元気が述懐したロストフ「したたかさ、修正力、まさに自分たちが求めているものをやられた」

メキシコ戦、惜しいミドルを放ったが無得点に終わった日本代表の原口元気。(C)JFA/写真:日本サッカー協会

「正直またか、という気持ち。今日がW杯ではなくて良かった。この2年間を無駄にせず、W杯で同じ思いをしたくない」

[国際親善試合] 日本代表 0–2 メキシコ代表/2021年11月17日(日本時間11月18日)/オーストリア・グラーツ

 日本代表のMF原口元気(ハノーファー96)がメキシコ代表戦、4-2-3-1の左MFで先発して強烈なミドルを放つなど惜しいチャンスを作ったもののゴールを決め切れず。その後も決定機を作った日本だがモノにできずにいると、後半、システムや戦術の変更、選手交代で流れを引き寄せたメキシコに2点を奪われ、0-2で敗れた。原口は70分過ぎに久保建英と交代した。

「チームどうこうではなく、僕ら前の選手のクオリティが低かった。それに、したたかさ、修正力、まさに自分たちが求めているものをやられてしまった。前半彼らは上手くいってなくて、僕らが『行ける』と思った矢先、彼らはいい修正をしてきた。したたかさであるし、やはり強いチーム。逆に僕らは苦しい時間に修正力を出せなかった。そこの差だと思います」

 原口はそのように流れが“悪い”時の対応力の差に唇を噛んだ。

 2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦、2点先取しながら3点奪われて逆転負けを喫したロストフでのベルギー代表戦のようであった。そう問われると原口は頷いた。

「フラッシュバックしましたね。実力のある相手に対し、終わったあと『なんで、毎回こうなるんだ』と。2年前のベルギー戦もでしたが、勝てたんじゃないか、という感情が来ます。簡単には勝たせてもらえないレベルの相手だったので……。正直またか、という気持ちです。今日がワールドカップ(W杯)ではなくて良かった。この2年間を無駄にせず、W杯で同じ思いをしないようにしたいです」

 もう一度、主導権を握り返す。一度、相手に勢いを付けられてしまうと、流れを取り戻せない。日本の積年の課題である。

「僕のサイドにいたサイドバックの選手が落ち着きを持ってビルドアップするようになり、僕はそこにプレッシャーに行ったんですけど、剥がされるシーンが増え、なかなかプレッシャーに行けなくなっていきました。そこで勇気を持ち、センターバックやサイドバックにプレッシャーを掛けていくことが大事だったかなと思います。引いてもいいけれど、引くならば取られてはいけない。その判断は難しかったです」

 本来であればこの11月はワールドカップのアジア予選が行われていた。しかし逆にコロナ禍により、欧州組のみの編成ではあったが、FIFAランキング11位の強豪メキシコ(日本は27位)と対戦する貴重な機会を得た。結果は0-2。内容的には見応えもあったが、親善試合とあって、結局はそのスコアが世界の指針になってしまう。メキシコのゴールはハッキリと近づいたものの、しかし遠かった。

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[文:サカノワ編集グループ]

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