浦和ユースから昇格、池髙暢希の心に残った橋岡大樹の助言

浦和ユースからトップチームに昇格した池髙暢希。(C)SAKANOWA

山田直輝と関根貴大の特長を併せ持つような期待のルーキー。

 MF池髙暢希が浦和ユースからトップチームに昇格を果たし、プロとして勝負に挑む。1月16日の新加入会見では、「貪欲に練習から取り組んでチャレンジし、1日も早く試合で結果を残し、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」と初々しく抱負を語った。

 寮生活は1学年上の橋岡大樹、荻原拓也とも一緒だった。ユースでともに戦っていた先輩が昇格し、トップチームで活躍する。その姿を見てきただけに、池髙も続きたいと意気込む。 

「昨年、荻原選手も橋岡選手も活躍していたので、それに負けないぐらい、追い越せるぐらい頑張りたいです。攻撃が得意なので、サイドバックであれば攻撃的に、サイドハーフやFWでも結果を残したいです」

 目標であり尊敬している存在が橋岡だ。

「1年目にスタメンを掴んだ橋岡選手は憧れますし、でも自分も勝てるように取り組みます」と、池高も刺激を受ける。

 その橋岡からのアドバイスで心に残っていることがあるという。

「寮生活で一緒にいることが多く、いろいろとたくさん経験してきた話をしてくれて、印象に残っているのは『ユースで通用してきたことがトップでは通用しないぞ』ということ。もちろんそれは分かっていましたけれど、体験してきた選手から聞けたことで、より意識して、これまで準備できました」

 また、ユース時代の前監督を務めていた大槻毅コーチからも、「『今のままで満足するな、思い切ってやれ!』と常に言われてきました」。

 ユースから昇格すること。その意味を池高はしっかり理解している。

「貪欲さ、攻撃のアイデア、そういう面を評価されて昇格できたと思うので、良さを自分でも理解し、アピールできればと思います。今ユースでやっている選手にも、活躍する姿を見せて、上へ上がってきてほしいです」

 すでに何度かトップチームの練習には参加してきた。レベルの差を痛感したのが興梠の一挙手一投足だった。「攻撃のアイデア、ボールキープ、たくさん見て学んで、自分のものにしていきたいです」と、練習から同じピッチに日常的に立てることを嬉しく思っている。

 一方、自分自身の課題も把握している。

「フィジカルの面、最後まで走り切るところ、質の部分にはこだわらないと出場できません。ただ常に動くポジショニングの面では負けないと思うので出していきたいです。(セットプレーは)自信はあるけれども、まだまだだなと思っています。いずれは任せられるようにもっと磨いていきます」

 出身は北海道だ。浦和のユニフォーム姿で札幌のピッチに立つ。それはぜひ叶えたい目標の一つである。

「少しでも早く。アウェーになりますが、北海道でプレーする姿を見せられたらなと思います」

  山田直輝のような運動量とセンス、関根貴大のような思い切りの良さと駆け引きの巧さ、そういった浦和ユース出身アタッカーのDNAをも伝承しているタレント。「初めてつける番号」という33番を池髙の代名詞にして、浦和の歴史に新たな1ページを刻む。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

Posted by 塚越始

Ads

Ads