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香川移籍は?「留まっても問題ない」ドルトムント強化責任者が独地元紙で言及

香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ツォルクSDが答える。チームはハノーファーに大勝を収め首位キープ。

[ブンデス 19節] ドルトムント 5–1 ハノーファー/2019年1月26日/ジグナル・イドゥナ・パルク

 ボルシア・ドルトムントは、ホームでハノーファー96に5-1の快勝を収め、しっかり首位をキープした。一方、浅野拓磨が44分から途中出場したハノーファーだがリーグ戦8試合勝ち星なしで17位のまま。最下位の1.FCニュルンベルクと並ぶ勝点11から伸ばせなかった。

 ドルトムントの地元紙『WAZ』は、この試合前のミヒャエル・ツォルク・スポーツダイレクター(SD)のコメントを紹介。そこで欧州主要リーグの移籍期限の1月31日が迫るなか、出場機会を得られずにいる香川真司の移籍について、次のように言及していた。

「シンジは私たちにとって価値あるプレーヤーで、優勝経験者(マイスター)でもあります。もちろん彼が満足していないことは理解しています。

 私たちは何度か話し合ってきましたが、もしも、何かしら(オファーなど提案が)机上に置かれれば、友好的にそれについて検討し合うでしょう。

 しかし、もしも彼がここに留まっても、私たちにとって、それは問題ではありません」

 ツォルクSDはそのように、香川がドルトムントに引き続き残留する可能性についても語っている。

 2017-18シーズンの香川は、成績低迷に伴う指揮官交代後のペーター・シュテーガー監督のもと、主力の座を掴んで劇的に復活。シーズン終盤に負傷により離脱を余儀なくされたが、最終節で戦列復帰。その後のロシア・ワールドカップの日本代表での活躍につなげた。

 そして2018-19シーズン、リュシアン・ファーヴル新監督のもと、一時はチャンスを掴んだが、若手の台頭と香川自身の負傷による離脱も重なり、これまでリーグ2試合の出場にとどまっている。リーグ戦は14試合連続でベンチ外だ。

 香川はドルトムントと2020年6月まで契約を結んでいる。欧州主要リーグの移籍期間は次の木曜日の1月31日まで。その後も3月29日までウインドーが開くJリーグなどに向かう選択肢はある。欧州内での移籍にこだわるのであれば、その後、シーズン終了まで再び待たなければならない。

文:サカノワ編集グループ

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