コロナ禍ならでは、まさかのイエローカード。エイバル対セルタ、開幕先発の乾貴士は好調ぶりを示す

乾貴士。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

スペインリーグ幕開け、スコアレスに終わる。

[スペイン1部 1節] エイバル 0-0 セルタ/2020年9月12日/エスタディオ・ムニシパル・デ・イプルーア

 スペインリーグ(ラ・リーガ)が9月12日に開幕を迎え、SDエイバルはセルタ・デ・ビーゴ戦とスコアレスで引き分けに終わった。エイバルの日本代表MF乾貴士は先発出場を果たし、61分までプレーした。

 今季から背番号「14」に変更した乾は4-4-2の左MFでスタメンに名を連ねた。巧なトラップから起点になり、ドリブル突破からもチャンスメイクするなど、臨機応変に随所で高度なテクニックを披露。コンディションの良さを示したものの、61分、最初のカードで交代している。

 また、このスペインで今季最初に行われたこのカードで、珍しいシーンが見られた。

 スペインでは新型コロナウイルスの1日の感染者数が過去最悪の1万人を突破するなど増加傾向にあるが、死者数は一波の時よりも大幅に低水準に抑えられている。そういった状況を鑑み、試合は無観客で開催されている。

 ピッチとスタンドの距離が近いこともあり、リザーブメンバーは観客席の前部を活用し、ソーシャルディスタンスをとって座る形を取っている。

 すると、73分だった。セルタのルーカス・オラサがメインスタンド前でスローインをしようとしたが何度か中止。スコアレスの状態では珍しく、主審は「遅延行為」でイエローカードを出す。

 さらに、主審はそのあと、再び試合を中断する。今度はスタンドの前まで駆け寄っていく。そして試合を見守っていたセルタのベンチメンバーのダビド・フンカにイエローカードを提示したのだ。もう一度同じことをしたら退場処分させるぞ、とも注意していた。

 何かしら文句や暴言を吐き、静寂のなかで審判に聞こえてしまったのか。あるいは、前方の椅子に足をかけていたので、何かしらの行為に及んでしまったのか。そのあと、テレビに映し出されたフンカはマスク越しに何かしら、不満を言っているようだった。

 試合のほうは、終盤にエイバルが一人退場者を出して数的不利の状況を強いられる。しかし、なんとか耐え抜き、スコアレスドローで終了。両チームともに要所で持ち味を発揮し、勝点1を分け合った。

 久保建英のビジャレアルCFと岡崎慎司のSDウエスカによる注目の開幕カードは、日本時間14日1時30分から行われる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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