大迫勇也は86分から出場。ブレーメンが後半戦初戦で5試合ぶり勝利
ブレーメンの大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
残留争いのライバルから大きな1勝! 大荒れで最後は一人退場に。
[ブンデスリーガ 18節] ドュッセルドルフ 0-1 ブレーメン/ 2020年1月18日/エスプリ・アレーナ
ブンデスリーガはウインターブレイクが明けて、後半戦がスタートした。ヴェルダー・ブレーメンの日本代表FW大迫勇也はフォルトゥナ・ドュッセルドルフ戦、リーグ9試合ぶりのベンチスタートで、86分から途中出場を果たした。チームは1-0で5試合ぶりの勝利を収め、デュッセルドルフを抜いて16位に順位を上げた。
ブレーメンの前線にはケガから復帰した19歳のアメリカ代表FWジョジュ・サージェント、23歳のコソボ代表FWミロト・ラシカが入る。そして一進一退で迎えた67分、敵陣でのフィンランド代表ニコラス・モイサンデルのフリーキックが相手ゴールキーパーのミスを誘い、ブレーメンがオウンゴールにより先制に成功した。
そのまま1-0リードの86分、大迫はサージェントと代わってピッチへ。確実にボールを収めるなど求められた仕事をこなして、無失点勝利に貢献した。
ただ後半アディショナルタイムに両チームがエキサイティングし、イエローカード3枚が飛び出し荒れ模様に。モイサンデルがこの日2度目の警告を受けて退場になった。
ブレーメンのフロリアン・コーフェルト監督は試合後のフラッシュインタビューで、次のように語った。
「勝ったことは、良かった。勝点を稼ぐこともできました。しかし魅力的ではありませんでした。私たちはそのあたりを受け止め、もう少し良くなっていかなければいけません。次節はセンターの二人の選手を欠くので(モイサンデルが出場停止、ケビン・フォクトが負傷)、引き続き厳しい状況が続きますね」
ブレーメンは4勝5分9敗(24得点・41失点)の勝点17で、デュッセルドルフに勝点2差をつけて16位に浮上した。大迫は13試合・4得点・1アシスト。
ブレーメンは次節の1月26日、ホームでTSG1899ホッフェンハイムと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]