ドイツ大使館が香川真司に感謝「独で最も有名な日本人」
香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
SNSの公式ツイッターでメッセージ。「たくさんの感動と喜びをありがとう」
ワールドカップに日本代表として2大会連続出場しているMF香川真司が、ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムントからトルコ1部リーグのベジクタシュJKに今季末まで期限付き移籍することが決定した。この発表を受けて、東京都にあるドイツ大使館が2月1日、SNSの公式ツイッターで香川への感謝のコメントを投稿した。
内容は次の通り。
「ベジクタシュ移籍おめでとうございます!
今までたくさんの感動と喜びをありがとう! 正直引き留めたいところですが、今後も香川選手がドイツで最も有名な日本人であることに変わりはありません。
新天地での活躍も期待しています。
いつでもドイツ大使館に来てください。大歓迎です!」
香川がドイツに渡ったのは2010年。ユルゲン・クロップ監督(現・リバプール)のもと、ドルトムントのリーグ連覇と国内2冠に貢献した。その後、マンチェスター・ユナイテッドへの2年間の移籍を経て復帰。通算7シーズンにわたって、ドイツではドルトムントのみでプレーしてきた。
今回は期限付き移籍で、ベジクタシュが香川のパスを買い取れるオプションは結局ついていないという。香川は2020年6月までドルトムントと契約しているため、シーズン後に復帰する可能性も残ってはいる。
ただ、香川がSNSで発信したドルトムントのファンと同僚への感謝のコメントを読む限り、古巣への別れを決心したことが伝わってくる。
さらに、トルコでは熱烈な歓迎ムード一色に包まれ、ドイツ大使館がこうして反応するなど、香川の移籍は(むしろ日本よりも)ちょっとした国際的な社会現象にもなっている。ドイツとトルコのつながりは深いだけに、ドルトムントファンのみならず、ドイツの多くのサッカーファンから、これからも香川に関心が寄せられそうだ。
文:サカノワ編集グループ