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堂安律、ドイツ戦同点弾への伏線。W杯最終予選あの日…「試合に出られず悔しくて、一人あのスタジアムを走った」【W杯サッカー日本代表】

ドイツ戦で同点ゴールを決めた日本代表のMF堂安律。チームメイトが歓喜! (Photo by Stuart Franklin/Getty Images)

約1年前の中国戦から結実した一発。「散々『口だけ』と言われてきたので、それをひっくり返す最高の舞台に」。

[カタールW杯 E組 第2戦] 日本代表 – コスタリカ代表/2022年11月27日13:00(日本時間19:00)/アフメド・ビン=アリー・スタジアム

 カタール・ワールドカップ(W杯)グループEの第2戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は11月27日・日本時間19時から、コスタリカ代表と対戦する。FIFAランキングは日本24位、コスタリカ31位。ドイツがスペイン代表に引き分け以下の場合、日本は2連勝すると決勝トーナメント進出が決まる。

 日本サッカー協会(JFA)は11月25日、ユーチューブの『JFA.TV』の「Team Cam」(チームカメラ)の第7弾を公開。ドイツ戦の前日から当日までの舞台裏を追っている。

 途中出場から同点ゴールを決めた堂安律(SCフライブルク)は試合を終えたあとの宿舎で、「ホッとしています。『俺しかおらん』と思ってベンチにいましたから。散々『口だけだ』と言われてきたので(苦笑)、それをひっくり返す最高の舞台になりました」と安堵の笑みをこぼした。

 そのうえでドイツ戦の会場となったハリーファ国際スタジアムには悔恨があり、その借りを返せるビッグチャンスが来たと感じていたという。

 2021年9月8日のW杯アジア最終予選・中国代表とのアウェーゲーム(〇1-0)は、中国政府のコロナ対策のためカタール開催に。その試合がこのハリーファ国際スタジアムで行われたが、招集された堂安はベンチ入りしたものの、出場機会を得られなかった。

「1分も試合に出られなくって。試合後、あのスタジアムで一人何度も往復してランニングした記憶が残っています。みんなが喜んでいる傍で、めちゃくちゃ悔しくて、一番ストレスを貯めた試合でした。だから今回、スタジアムに入った時、あの時の悔しさを思い出して、絶対ここで借りを返してやるわ、って思っていました。嫌な思い出から、いい思い出のスタジアムになって良かったです」

 そのように約1年前の悔しさを原動力にして、あの同点ゴールにつなげたと言う。

 ただし24歳のレフティは「まだ、たかが一試合1得点だけ。サッカーの枠を超えて日本を盛り上げたいです」と、コスタリカ戦へ気持ちを引き締めていた。

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