鳥栖が実りある香港遠征。トーレス通算2得点、いずれもクエンカから
鳥栖のフェルナンド・トーレス。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
16日に福岡との公開トレーニングマッチが決定。
香港遠征を行ったサガン鳥栖は2月7日、「ルナー・ニュー・イヤー・カップ」決勝で中国1部リーグの山東魯能と対戦し、1-3で敗れて準優勝に終わった。
2万1643人と大観衆に見守られるなか、その1ゴールは第1戦(香港選抜戦/〇1[PK4-2]1)に続いて、フェルナンド・トーレスが決めた。
0-2と2点リードを許して迎えた59分、左サイドを駆け上がったイサック・クエンカの精度の高い左足のクロスを、逆サイドから飛び込んだ安西和樹がダイビングヘッドで合わせる。その強烈なシュートはGKに弾かれたものの、逆サイドのゴール前にいたフェルナンド・トーレスがこぼれ球を押し込み、1点差に詰め寄った。しかしその後、1点を追加されて試合は1-3で敗れた。
それでも香港選抜戦に続いて、クエンカとフェルナンド・トーレスが絡んでゴールが生まれた点は収穫に挙げられる。J1の2019シーズン、注目のホットラインになりそうだ。
フェルナンド・トーレスは、自身のSNSのツイッター(アカウントは @Torres )を更新して、今回の遠征を次のように英語で振り返った。
「さようなら、香港。とても久しぶりに戻ってこれたのは、とても嬉しいことでした。皆さんの愛とサポートは圧倒的でした。再びここでプレーできるチャンスが訪れることを楽しみにしています」
鳥栖が”世界”をより意識するキッカケにもなった。この鳥栖と香港のつながりが、今後どのように発展していくかも楽しみだ。
試合翌日には鳥栖の選手たちが香港の日本人学校を訪問し、歓迎イベントで交流を深めた。チームは帰国後、2月23日のホームでの名古屋グランパス戦(14時/駅前不動産スタジアム)に向けて備える。ちょうど1週間前の16日14時から同スタジアムで、アビスパ福岡との公開トレーニングマッチが実施されることも決定した。
文:サカノワ編集グループ