鹿島「4冠」へ好発進。内田篤人”予想外”!?「俺の予想スコアは…」
鹿島の内田篤人。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
自身のコンディションにも言及。今季はよりたくさんの試合に絡んでいく。
[ACL PO]鹿島 4-1 ニューカッスル・ジェッツ/2019年2月19日/カシマサッカースタジアム
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフ、鹿島アントラーズ(2018シーズンJリーグ3位)がニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)に4-1の勝利を収めて、ACL本選出場を決めた。鹿島は慶南FC(韓国)、ジョホール・ダルル・タクジムFC(マレーシア)、山東魯能(中国)と同じグループEに入った。
今季新たにキャプテンに就任した内田篤人はこの日、ベンチとウォームアップ場のゴール裏から90分間、戦況を見守った。
「3-1と予想していたんです」
試合後、内田はそう切り出した。
「最初の試合で難しいし、失点はしてしまうかなと思っていた。失点しても、おかしくないかなとは感じていました」
Aリーグは現在、シーズンの真っただ中。鹿島と相手チームでは、選手のコンディションの差は明らかに異なる。
「こっちは一発目の試合だけれど、向こうはシーズンの終盤に入ってきている。そこらへんの修正の仕方が、シーズンを戦っているぶん、向こうは戦い慣れているから、そこが難しいかなと感じていました」
そのなかで鹿島が伊藤翔のゴールで先制に成功したものの、直後に一度追い付かれてしまった。
「先に点を取れたからちょっとズレたね。ちょっと後ろに重くなってしまった」
ただ、そこから結果的に鹿島が山本脩斗のヘッド、セルジーニョの2ゴールで計3ゴールを追加し、内田の予想よりも1点多い4-1で、シーズン最初の公式戦を白星で飾ることができた。
「相手ももっと蹴ってくるのかなと思っていたけど、しっかりつなごうという意思が感じられて、最後までつないできていた。そういうスタイルのチームなんだなと感じましたけれど、もっと蹴ってこられたほうが、嫌だったかな」
快勝を収めたこともあり、まずは安堵。内田本人も自身のコンディションについて、次のように言っていた。
「全体合流してから1週半ぐらい。体づくりから別でやらせてもらってきました。剛さん(大岩監督)やドクター、クラブの上の人とも話し合いながら、使われ方、使い方、もっと試合に出ていかないといけない体にしていかないといけないので、上手く練習からやっていきます」
本気の「4冠」獲得に向けて――。今季はよりたくさんの試合に絡んでいく。鹿島の新主将はそう覚悟を示した。
文:サカノワ編集グループ