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【ベストイレブン】2019年を象徴する11人。仲川&チアゴ、鈴木武蔵、ビジャ、シマオ・マテ、ヨニッチ、そして久保建英も選出

次点:ティーラトン、畠中槙之輔(いずれも横浜F・マリノス)、ドウグラス(清水エスパルス)、キム・ジンヒョン(セレッソ大阪)

王者・横浜FMから二人。GKに大迫敬介。

 サカノワ的2019シーズンのJ1リーグ・ベストイレブンを選出した。記者(A)、カメラマン&記者(B)、編集者(C)の3人で、1年を振り返りつつ2020年を展望しながら11人を考えた。これを一つの案に、それぞれにとってのマイベストなベストイレブンを考えてもらいたい。

A 2019年を象徴するベストイレブンを選ぼう。

B 「外せない」選手を挙げていこう。

C 横浜F・マリノスの仲川輝人は外せない。PKなしでの15ゴール、得点王。これは素晴らしい。

A 仲川は外せない。しかもリーグ優勝!文句なし。

横浜FMの仲川輝人。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

B マルコス・ジュニオールも仲川とともに得点王だが?

C 確かに「クリリン」のインパクトも十分。仲川欠場時もチームを引っ張り、プレーの安定感が抜群だった。ただPKが5ゴール。自身で獲得したものもあったけれど、チームで奪ったものも少なくなかった。

A 他の選手との比較にもなってくるかな。ディエゴ・オリヴェイラ、ダビド・ビジャ、ドウグラス、鈴木武蔵、永井謙佑、小林悠、興梠慎三……そう考えると、前線は、外国籍選手の活躍ぶりが目立った。

B 2017年、2018年の川崎の連覇で、やはり日本人選手の連動性の高さこそ重視される傾向に行くのか、と思われた。しかし、川崎や大分の連動性&運動量を武器にするチームも結果を残す一方、横浜FMや神戸のように、どちらかというと優良な助っ人を日本人選手が支える、というチームもまた結果を残したシーズンと言えた。横浜FMは日本人選手の質も高く、バランスが整っていた。

C 2020年はその「外国籍選手のクオリティが結果を左右する」の傾向が進むかもしれない。FC東京は前線をブラジルトライアングルにする可能性もあるとか。

A 鹿島はレオ・シルバのパフォーマンスがやや落ちてきている感はあるものの、Jリーグでは突き抜けた相変わらずボランチ。広島の城福監督も「彼はエクセレント」とべた褒めだった。そのなかで、彼が不在だった松本戦、湘南戦などを落としている。レオ・シルバが完璧でなかったから3位だったとも言えるし、それでも彼がいたからこそ3位に入れたとも言えた。

B その意味で、セルジーニョは安定したパフォーマンスを見せていた。12ゴールを奪っている。

C ACLベスト4、Jリーグ3位、そして天皇杯決勝へ。鹿島の代表という意味でもセルジーニョを!

鹿島のセルジーニョ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

B 2019年のJリーグを象徴するという意味では……。

【続く】2019を代表する選手たち――倉田秋は背番号「10」の象徴。

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