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コロンビア戦先発案。「香川・中島・堂安」強力ユニット実現なるか

森保監督の基本布陣4-2-3-1に当てはめてみた。(C)SAKANOWA

CB昌子&冨安の”欧州主力コンビ”も現在地を知る絶好の機会に。

[キリンチャレンジカップ] 日本 – コロンビア/2019年3月22日19:20/日産スタジアム 

 日本代表が明日3月22日、日産スタジアムでコロンビア代表と対戦する。最新のFIFAランキングは、コロンビアが12位、日本は27位。日本にとっては準優勝に終わったアジアカップからのリスタートの機会、一方、コロンビアはカルロス・ケイロス監督が率いて初めての国際Aマッチとなる。何より昨年のロシア・ワールドカップ(W杯)のグループステージ初戦の記憶も新しいなか、ハメス・ロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン)、ラダメル・ファルカオ(ASモナコ)らとの再戦とあって、コパ・アメリカに向け、日本の現在地を知るうえでも重要な一戦となる。

 日本は、香川真司、宇佐美貴史、山口蛍、昌子源のロシアW杯組、さらに小林祐希や西大伍らが復帰。一方、鈴木武蔵、鎌田大地、畠中槙之輔、安西幸輝、橋本拳人が初めて招集された。既存のメンバーを含め、個性の異なるさまざまなタイプが集結した。

 森保監督は2試合でフィールドプレーヤー全員を起用したいという意向を示唆している。基本的にはコロンビア戦がよりベストに近いメンバーで臨むことになるだろう。ただ、17日の日曜日にヨーロッパで試合を行って日本に来ている冨安健洋、鎌田大地のシント=トロインデン組、南野拓実、堂安律、柴崎岳らは時差の影響などコンディション面を考慮しての起用となる。

 そういったなか、実現を期待したいのが、2列目の「香川真司・中島翔哉・堂安律」のユニットだ。もちろん森保ジャパンでは、南野がトップ下の不可欠な戦力として機能してきた。ただ、森保監督のもとでチャンスを掴んできた中島&堂安の両サイドアタッカーが、香川と組んだ時にどのような相乗効果を起こすのか。香川が彼らの特長をどのように引き出し、自らも生きるのか。ハリルホジッチ監督時代でも香川と中島の同時起用は一度もなかった。テストができるこのタイミングだからこそ、見てみたい組み合わせだ。

 南野が入っている時よりもチーム全体のプレスの威力が軽減されそうで、そこはボランチ、センターバックがフォローする形になる。今回は主導権を握る意味で柴崎岳&小林祐希のセットにしてみたが、山口蛍や橋本拳人といったボール奪取力に長けるタレントを加えたほうが、バランス的には良いとも言える。サイドバック(特に右サイド=オーバーラップの豪快さがある室屋、安定感のある西)を含め、そのあたりのバランスを森保監督がどのように取りたいと考えているか、先発の人選から見えてきそうだ。

 センターバックは、欧州のリーグでレギュラーを務める昌子源&冨安健洋の二人が初めて組み、コロンビアの屈強のストライカー陣とどこまで渡り合えるか。彼らが今、どのようなレベルにあるのかを知る機会にもなりそうだ。

 GKはケガの影響もありアジアカップで出場機会を得られなかった東口順昭、着実に評価を上げるシュミット・ダニエル、そして復帰を果たした中村航輔、いずれにもチャンスがありそうだ。今回起用された選手が”正守護神”に最も近い存在となるか。

文:サカノワ編集グループ

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