【浦和】森脇良太が”誕生日イブ”の勝利を誓う「マリノスを輝かせない」
横浜FM戦への抱負を語る森脇良太。(C)SAKANOWA
33歳の前日、「勝利に自分のゴールを加えられれば」。
[J1 6節] 浦和 – 横浜FM/2019年4月5日/埼玉スタジアム2〇〇2
浦和レッズのDF森脇良太が誕生日前日の4月5日、ホームで横浜F・マリノス戦を迎える。32歳のラストマッチで白星を飾り、6日の33歳の誕生日に花を添えることができるか――。
先日のFC東京戦(△1-1)の試合終了間際のラストプレー、山中亮輔のクロスを叩き込み劇的な同点ゴールを叩き込んだ。果たして2試合連続ゴールなるか。2016年にも誕生日直前だった4月1日のヴァンフォーレ甲府戦(〇2-1)でゴールを決めている。
「4月頃に得点を決めているイメージはあります。ただ、何よりチームの勝利が一番にあり、そこに自分のゴールが加われば、それほど嬉しいことはありませんね」
森脇はそのように言う。
横浜FM戦でも4バックの右サイドでの起用が予想される。森脇は何よりチームの勝利に貢献したいという思いを強調。一方で、次のように新布陣(4バック)の課題を感じ取っていた。
「サイドでの崩しのクオリティは示せましたが、ゴール前での打開はもうちょっとやらないといけない。試合終盤はシュート数も増えてチーム全体としてアグレッシブさを出せました。時にはリスクを負った攻撃も必要になると思います。今度は前半からも積極性を見せられればと思います」
そして横浜FMには「輝かせない」と宣言した。
「(横浜FMは)強い。いいサッカーをしています。個人的にも好きなスタイルで、見ていても面白いサッカーをしていると思います。ただ、やりたいようにやらせるわけにはいかない。マリノスを輝かせないプレーをしていきたい。
大切なのは自分たちがどうやるか。球際で負けないこと、そこにはこだわっていきたいです。このチームで生き残るためにも、もっとしっかりやらないといけないですから」
ミーティングではオズワルド・オリヴェイラ監督から、勝ちにこだわろうと呼び掛けがあった。
「勝利を収めよう、と。いいサッカーをしても、勝てなくては意味がない。ホームでは引き分けで満足はできません。しっかり勝利できるように、そこにこだわって戦います」
開幕のベガルタ仙台戦(△0-0)はベンチ外だった。そこからチャンスを掴み、最近は3試合連続でスタメン出場中。森脇が32歳の総決算の戦いに向かう。
取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI