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電光掲示板から名前消える。磐田の松本昌也は幻ゴールに心中複雑!?

磐田の松本昌也(14番)の2試合連続ゴールは幻に!それでも初勝利に結びつく価値あるOGをもたらした。(C)SAKANOWA

鹿島戦に続く2試合連続弾かと思われたが…。

[J1 6節] 湘南 0-2 磐田/2019年4月6日/Shonan BMWスタジアム平塚

 ジュビロ磐田がアウェーの湘南ベルマーレ戦、2-0で今季初勝利を掴み獲った。

 試合の分水嶺となった72分の先制点。大久保嘉人のタメを作ってのパスを受けて、サイドから切れ込んだ松本昌也の放ったシュートが小野田将人に当たり、ボールがGK秋元陽太の股間を抜けてゴールネットを揺らした。

 磐田先制――。松本の2試合連続ゴールか……と思われたが。

「電光掲示板を見て、最初、俺のゴールになっていて、やったラッキー! と思っていました。でも途中で、表示にオウンゴールに変わっていて(苦笑)。あぁ、やっぱり、そうだよなぁって。でも、あそこに入り込んで行ったからこそ生まれたゴールでした。あのプレーは良かったと思います。それにタイミングよく嘉人さんが出してくれました。あそこは嘉人さんも僕も前向きな選択ができて、非常に形でゴール……オウンゴールですけれど、決められたと思います」

 そのように松本は、前節の鹿島アントラーズ戦(△1-1)に続く2試合連続ゴールは「幻」に終わったものの、得点に持ち込んだその形を評価していた。

 ようやく掴んだ今シーズンの初勝利。この勝点3を自信に、次節の清水エスパルスとの静岡ダービーに向けて弾みをつけた。

 松本も「ホッとしていますし、アウェーではなかなか勝点を取れていませんでしたから。それを含めて、非常に嬉しいです」と安堵するとともに、ここからだと静かに熱く燃えていた。

文:サカノワ編集グループ

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