【湘南×鹿島】「最後は気持ちです」坂圭祐がラストプレーで渾身決勝ヘッド

湘南の坂圭祐。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

2点先取して追い付かれながら、90+6分、永木亮太に空中戦で競り勝つ。

[J1 21節] 湘南 3-2 鹿島/2018年8月3日/Shonan BMWスタジアム平塚

 湘南ベルマーレが鹿島アントラーズに後半に入り2点を先取しながら、そこから追い付かれる嫌な流れのなか、しかし90+6分のラストプレー、梅崎司のコーナーキックにDF坂圭祐が魂のジャンプヘッドで決勝弾をねじ込み、ホームに燃えるような歓喜と勝点3をもたらした。

 試合後のヒーローインタビューで坂は「嬉しいの一言です。ありがとうございます」と、興奮冷めやらぬなかで語った。

「それまでのコーナーキックはずっとニアに走り込んでいて、キッカーがウメさん(梅崎)に代わったので、ちょっと変えてみようかと思って外から行きました。そこへウメさんがファーに上手く蹴ってくれたので、あとは合わせるだけでした」

 競り勝った相手は湘南のOBであり、この日もたくさん苦しめられた永木良太だった。

「最後は気持ちです」

 そのように坂は力強く言った。

 今季はケガに苦しみ、今回もリーグ戦は5月26日の13節・ヴィッセル神戸戦(●1-4)以来となる出場。今季8試合目でリーグ初ゴールを叩き込み、殊勲の決勝弾となった。

「個人的になかなかチームの力になれていなくて、今日も失点に絡んでいました。最後に『なんとか』という気持ちでいました。個人的には格好つけたら『復活』と言いますか、そういった強い気持ちでやったことが結果につながりました。ただ、失点には関わっているので、そこは修正しないといけないです」

 強気と謙虚さが入り混じるコメントだ。

 昨季のアジア王者に追いつかれながら、最後は振り切っての勝点3獲得。今季の湘南であり、坂がさらにこれまでとは一味違うところを見せつけた。

「しかし、これで浮つくことなく、南米王者との試合(8月7日/アトレチコ・パラナエンセ戦)もあるので、もう一度気合を入れ直したいと思います」

 山﨑凌吾と野田隆之介とストライカー勢にもゴールが生まれた。起死回生の1勝。湘南の夏、さらに熱くなりそうだ――。

[文:サカノワ編集グループ]

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