浦和のDFの橋岡大樹がU-20日本代表候補選出。復活への足掛かりを掴めるか
ACLのブリーラム・U戦では2ゴール。しかし最近はメンバー外が続く、浦和の橋岡大樹。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
昨季クラブの主力選手だったが、今季はメンバー外も…。
4月14日から16日まで千葉県内で行われるU-20日本代表候補トレーニングキャンプのメンバーに、浦和レッズからDF橋岡大樹が選出された。橋岡とともに昨年のU-19アジア選手権に臨んだ荻原拓也は選外だった。
5月23日に初戦を迎えるU-20ワールドカップ(W杯)に向けた、メンバー発表前最後の合宿。J2勢とJ1で出場機会を得られずにいる選手が中心のメンバー構成となっている。
橋岡はクラブを通じて次のようにコメントしている。
「U-20日本代表のトレーニングキャンプメンバーに選出されて光栄に思います。FIFA U-20ワールドカップメンバー発表前の最後のトレーニングキャンプになるので、しっかりと代表チームに貢献できるよう力を尽くしたいです。しかし、まずは土台である浦和レッズでの活動があります。週末のガンバ大阪戦に向けて、しっかりと準備をし、チームの勝利に貢献していきます。応援、よろしくお願いします」
浦和ユースから昇格したプロ1年目の昨季は、シーズン途中から右ウイングバックのレギュラーの座を掴み、リーグ25試合1得点を記録した。
さらなる飛躍を期した今季、開幕前のゼロックス・スーパーカップ川崎フロンターレ戦(●0-1)では先発したが、パフォーマンスを発揮できずJ開幕からメンバー外に甘んじる。それでもACL初戦のブリーラム・ユナイテッド戦(〇3-0)で2ゴールを決める活躍を見せると、その後、松本山雅FC戦(〇1-0)、セレッソ大阪戦(〇2-1)と連勝に貢献した。
しかし――その後の国際AマッチによるJリーグ中断期間、橋岡はU-22日本代表に飛び級昇格されて、オマーン遠征に帯同。その間に、チームで再び調子を上げてきた森脇良太にポジションを奪われる形になり、最近は再び公式戦3試合連続でメンバー外となっている。
U-20日本代表ではDFリーダー的な役割が期待される。候補者合宿ではあるが、同世代のタレントたちと揉まれるなかで何かを掴み取り、クラブでの活動にも還元したい。
文:サカノワ編集グループ