【浦和】ACL決勝、AFCに日程変更を打診。埼スタ芝生改修の1年再延期は埼玉県に却下される
劇的勝利でACL決勝進出を決めた浦和。しかしそのファイナルは埼スタでできない!?写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
3月からの工事実施、工期短縮の打診もしたが――。
J1リーグの浦和レッズは9月20日、埼玉スタジアムの芝生改修工事の実施により、来年2月26日のACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)決勝が開催できない問題について、その後の県とのやり取りや経緯など続報を公式サイトに掲載した。
クラブによると、工事の1年間の再延期、または、決勝後の3月からの実施と工期短縮を、埼玉県(大野元裕知事)に要望したものの却下されたという。県側からは、すでに1年延期されているうえに施工準備が進んでいるためであると説明があったそうだ。浦和は引き続き交渉を試みていくという。
また、AFC(アジアサッカー連盟)には、決勝の日程変更を求める要望書を、日本サッカー協会の田嶋幸三会長、Jリーグの野々村芳和チェアマンの協力を経て提出したそうだ。
今回の説明を読む限り、日本代表のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア予選開催のための1年延期が極めて異例であり、さらなる工事の再延期は難しいという状況。そこでAFCに日程変更を求める形にしたということか。とはいえ、埼スタをホームとする浦和がアジアの頂点を決める試合を“ホームスタジアム”で開催できない、となれば、あまりにも皮肉な話だ。
なお、昨年の1年延期決定時には、2022シーズンのACL決勝は今年11月に予定されていて、その後、AFCにより2023年2月開催に変更された。
クラブは「埼スタでACL決勝を開催できる方法を最後まで諦めずに模索し続けてまいります」として、ファンとサポーターにも協力を呼び掛けている。
【注目記事】
・【日本代表システム考察】久保建英+鎌田大地の共存、「2トップ+トップ下」をアメリカ代表戦で見てみたい!
・【日本代表 市場価格ランキング】堂安律が久保建英を抜く。1位「31億円超え」はあの二人!Jリーグ1位は浦和の酒井宏樹だが…