京都の重廣卓也がバースデーゴール!あの「プリンス」と同級生
横浜FC戦、京都の重廣卓也が24歳のバースデーゴール!(C)SAKANOWA
横浜FC戦、試合を決定づける一撃!
[J2 12節] 横浜FC 1-3 京都/2019年5月5日/ニッパツ三ツ沢球技場
京都サンガF.C.のMF重廣卓也が先発フル出場を果たし、試合を決定づける強烈なゴールを突き刺した。しかも5月5日は自身24度目の誕生日。自ら祝福するバースデーゴールとなった。
2-1と京都の1点リードで迎えた60分だった。両チームともに主導権を握ろうとするなか、重廣が相手のパスカットとクリアのブロックから持ち込む。最後はGKのポジショニングを見て、落ち着いてシュートを流し込み、価値あるチーム3点目をもたらした。
「前に対する守備の持ち味を出せました。ラッキーではありましたが、シュートは冷静に決めることができました」
ゴール後は歓喜を爆発! ピッチ上のみならずベンチにいた加藤順大らと”誕生日”弾を祝った。
「今日は特にゴールを狙っていました。人生の中でもなかったことで……。(誕生日が)ゴールデンウイークなので試合はよく組まれていたのですが、なかなかゴールを取れずにいました。そのたびに、取りたいなとずっと思ってきたので、本当に決められて嬉しかったです」
持ち味である推進力を生かして決めただけに、自信を深めるゴールにもなった。しかし反省も忘れていない。
「失点のところは僕が戻り遅れたところもあったので、まだまだ改善しなければいけないです。それにたまたま3点決められましたが、最後のアタッキングサードのラストパスなど精度は高めていきたいです」
そのように京都2年目のインサイドハーフは、気持ちを引き締めていた。
また、川崎フロンターレで売り出し中の脇坂泰斗は阪南大時代の同級生でもある。
「彼はずっと輝いていました。王子でしたから(※あだ名がプリンスだった)」
触発し合うように、京都の8番がさらに一段と輝いた。この5月5日のJリーグの”主役”の一人は紛れもなく重廣だった。令和元年に迎えた24歳の誕生日。京都を今季初のプレーオフ圏6位に導く一撃とともに、最高のスタートを切った。
文:サカノワ編集グループ