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【横浜FM】「僕にとって大きな1点」前田大然、日本人1位の8ゴール目。横浜ダービー5-0大勝

横浜FMの前田大然(2節・広島戦より)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

エウベル、水沼、扇原…特長が連動し合って生まれた一撃。

[J1 11節] 横浜FM 5-0 横浜FC /2021年4月24日/日産スタジアム

 J1リーグ11節、横浜F・マリノスが横浜FCとの『横浜ダービー』、オナイウ阿道の2得点、前田大然、マルコス・ジュニオール、そして新加入レオ・セアラのゴールで5-0の大勝を収めた。

 前田は2試合連続、今季リーグ通算8点目。得点ランキング2位で、日本人最多だ。

 0-3で迎えた71分、自身のチェイシングからボール奪取に成功。その流れからエウベルが左サイドでタメを作り、体を張った水沼宏太、駆け上がった扇原貴宏へとつなぐ。その扇原の左足のクロスにスライディングから”鼻先”で合わせ、ボールの方向を変えてゴールネットを揺らした。

 前田は振り返る。

「チームとして点を取れていましたが、僕自身は前半から決定機を外していたので『取りたい』気持ちがありました。いいボールが来たので、入って良かったです。(喜びを爆発させたが?)相手から一瞬消える駆け引き、その隙を逃さないようにしています。ゴール前でスピードに乗ったなか、どれだけ相手を振り切って決められるかが大事で、あの1点は僕にとって大きかったです」

 それぞれの特長が連動し合い、しっかりゴールで結実させた。チームとしても勢いを加速させる、そんな一撃となった。

 また、元FC琉球でブラジルに渡ってさらに力を増したレオ・セアラが加入。選手登録されたばかりだが、途中出場からさっそくゴールを決めた。頼もしいチームメイトであり、ライバルにもなる。

「マリノスの家族として、チームとして戦っているので、誰が点を取っても全員で喜んでいます。いい競争をしながら、チームとして戦っていきたいです」

 前田はそのように相乗効果をむしろ楽しみにしていた。

 横浜FMは9試合負けなしで2連勝。上位3チームよりも消化が2試合少ないなか、6勝3分1敗(20得点・8失点)で暫定4位に浮上した。

 一方、監督交代をした横浜FCだが、0勝2分9敗(7得点・32失点)でいまだ勝ち星なしだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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