【川崎×上海上港】ダミアンとフッキが一触即発!「やけに激しく来るなと振り返ったらフッキだったよ」

川崎のレアンドロ・ダミアン(左)は技ありの突破からゴールを奪取。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ロンドン五輪ブラジル代表として銀メダル獲得。一瞬、睨み合ったあと――。

[ACL GS5節] 川崎 2-2 上海上港/2019年5月7日/等々力陸上競技場

 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグルーステージ(GS)5節、川崎フロンターレが上海上港と2-2で引き分けた。川崎の決勝トーナメント進出の条件は、最終節のアウェーでのシドニーFC戦で勝利を収め、そのうえで上海上港がすでに1位突破を決めた蔚山現代に負けるか引き分けなければならない。

 この試合の後半途中、ブラジル人ストライカーである川崎のレアンドロ・ダミアンと上海上港のフッキが睨み合う――一触即発の空気が一瞬漂った。

 後方からチャージを受けたレアンドロ・ダミアンがフッキに詰め寄る。それに対し、フッキもさらに一歩前に出る。

 すると次の瞬間、フッキは笑ってレアンドロ・ダミアンのことを抱き寄せた。そしてダミアンも「そんなに激しく来るなよ」と笑い返し、二人はすぐ冷静さを取り戻して、事なきを得た。

「あのシーン、やけに誰かが激しく来るなと、ちょっとイラっとして振り返ったらフッキでした(笑)。それまでも、ふざけて押してきたりしていたんでね。すぐ冷静になり、そんなに激しく来るなよと言いました」

 フッキより3歳年下である29歳のレアンドロ・ダミアンは、そう振り返った。

 2012年のロンドン五輪ではブラジル代表のチームメイトとして(フッキはオーバーエイジで招集)銀メダルを獲得。さらにブラジルA代表に揃って名を連ねたこともある(オスカルもまたロンドン五輪のチームメイト)。

「ピッチの外では仲が良く、みんな人間性も素晴らしくて、本当に良いサッカー選手。とはいえ、川崎のホームであり、まずサポーターのために勝利を捧げたかった。引き分けは残念な結果だけれど、切り替えて、シドニー戦のことを考えていくよ」

 レアンドロ・ダミアンは試合後、フッキ、オスカルの二人とユニフォームを交換していた。そして試合後も取材ゾーンで再びオスカルらと談笑して旧交を温め、”同窓会”のように話を咲かせていた。

上海上港のフッキ(右)は、元ホームの等々力陸上競技場で2ゴール。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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