【浦和4-0パトゥム】手倉森監督「関根、岩波、リオ世代の選手と再会できて嬉しかった。宏樹にはW杯でしっかり戦ってくれと伝えました」
BGパトゥム戦で2点目のゴールを決めた浦和の岩波卓也。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「クラブ史上一番のビッグマッチだった」
[ACL 準々決勝] 浦和 4–0 パトゥム・U/2022年8月22日20:00/埼玉スタジアム
AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝(ベスト8)、J1リーグの浦和レッズがダヴィド・モーベルグ、岩波拓也、小泉佳穂、明本考浩のゴールで、タイ1部のBGパトゥム・ユナイテッドに4-0の勝利を収めて、ベスト4進出を決めた。準決勝の全北現代モータース戦は25日19時30分から埼スタで行われる。
パトゥムをクラブ史上初のACLベスト8に導いた手倉森誠監督は試合後の記者会見で次のように語った。
「何か起こせそうな気配を持って試合に入り、二度もVARで助けられ、また何かを起こせそうな雰囲気を起こせました。終わってみれば4-0で完敗。それでも我々BGは健闘したと、選手たちには伝えました」
一方、今回スタジアムでの練習が組まれなかったため(ラウンド16は浦和駒場スタジアム)、ピッチの感触を掴めなかったことを悔やんだ。
「今回の集中開催、このスタジアムでトレーニングできず、ぶっつけ本番で、ピッチの散水に戸惑った選手が多かったです。走ったらスピードのある選手のさらにスピードを上げる展開にてこずり、得点するところまで、できませんでした」
「これが国際レベルの戦いだと思い知らされたのが、切り替えの早さ。ボールを取られてももすぐ奪いに来て、さらにそこからダイレクトプレーで脅かすプレーに移る。Jリーグとその差は感じました。タイリーグは暑さもあって止まってしまうことも少なくなく、目まぐるしく入れ替えると対応が難しくなる課題を感じました」
手倉森監督はそのようにタイサッカーの課題についても指摘した。
「しっかりこの経験を財産にしてインターナショナルを意識し、高めていこうという話をしました。クラブ史上一番のビッグマッチだったと思います。惜しかったという負け方ではなく、スッキリ負けたことで、気持ちよくここから前へ進みたいです」
そのうえで、手倉森監督は次のように個人的な感想も語った。
「関根(貴大)、岩波(拓也)、リオ世代の選手と再会できて嬉しかったです。周作もいますが、(酒井)宏樹にはW杯でしっかり戦ってくれと伝えました」
そのうえで指揮官は「浦和レッズにはしっかりACLのタイトルを獲ってもらいたいと思います」とエールを送った。
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