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【浦和】「目標は14点以上」ホセ・カンテが加入会見、変化したプレースタイル「今はボックス内の仕事に魅力を感じる」

オンラインによる加入会見に応じた浦和のホセ・カンテ。(C)SAKANOWA

昨シーズン以上のゴールを狙う。「常に全力。その姿勢でチームを助けていきたい」

 J1リーグ浦和レッズに加入したスペイン出身のギニア代表FWホセ・カンテ(Jose Kante)が3月16日、オンラインによる加入記者会見を行った。センターフォワードとしてゴールが期待されるが、「新たな文化に飛び込み環境を変えるのは好き。すぐ日本にもフィットできると思います」と語り、昨季中国1部の滄州雄獅足球倶楽部で記録した「14ゴール以上」を目標に掲げた。

「もともと日本のリーグに興味があり惹かれていました。オファーをもらった時は光栄な気持ちになりました。そこからスムーズに話が進み契約に至りました」

 そのように浦和加入の経緯について語る32歳のストライカーは、「常に自分は全力を出すことを心掛けています。そのような姿勢でチームを助けていきたいです」と意気込みを示す。

 15日に練習には合流した。今週末にはJリーグに選手登録されるが、これからコンディションを高めていくことになる。

「今のところ(マチェイ・スコルジャ)監督からは生活リズム、コンディションを整えるように言われています。自分の役割に関しては、今後伝えられると思います。まず重要なのは、リズムを保ってスタートさせることです」

 昨季2022シーズンは夏に加わってからの半年間で、中国1部リーグ14得点・6アシストを記録。中国超級リーグで大活躍した一人に挙げられた。

 その自身のプレースタイルも変化してきていると言う。

「若い頃は下りてきて、中盤との関わりを増やしてフィニッシュまで行くプレーが多かったです。最近はよりボックス内の仕事に集中していて、そこに魅力を感じています。そのエリアで仕事をしたいです。ただ、下がってコンビネーションを作るプレーも好きです」

 父親がギニア出身だが、スペインで生まれ育った。25歳でギニア代表からの招集要請を受けると喜んで快諾。そこから自身のルーツやギニアについても深く知るようになっていったという。国際Aマッチは26試合・4ゴールを記録している。

 また浦和の街について、「都会すぎるのは少し苦手で、浦和の街には程よくいろいろあり、少し離れると静かなエリアもあって、とてもいい街だと感じています」とすっかり気に入ったそうだ。

 そして目標を問われたカンテは「(昨季14ゴールを決めているが?)14点以上を取りたいです。(得点王も狙えるのでは?)それは素晴らしいことですね」と笑顔を浮かべた。ブライアン・リンセン、興梠慎三ら前線のタレントの特長を引き出す役割とともに、自身もゴール量産を狙う!

 ホセ・カンテのこれまでのキャリアは、AE プラット(スペイン) ― アトレチコ・マラグエノ(スペイン) ― AE プラット(スペイン) ― AEKラルナカ(キプロス) ― グールニク・サブジェ(ポーランド) ― ヴィスワ・プウォツク(ポーランド) ― レギア・ワルシャワ(ポーランド) ― ジムナスティック・ タラゴナ(スペイン) ― レギア・ワルシャワ(ポーランド) ― カイラト・アルマトイ(カザフスタン) ― 滄州雄獅足球倶楽部(中国) 。昨年夏に滄州へフリートランスファーで加入し、中国1部リーグ14得点・6アシストを記録した。

※滄州との契約に関する質問には、今回応じられないと広報より事前に説明がありました。

Posted by 塚越始

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