謙虚?強気?中国10連勝中の北京国安。浦和戦へ指揮官「決勝戦のつもりで戦う」
ACL浦和戦に向けて抱負を語った北京国安のロジャー・シュミット監督。(C)SAKANOWA
2017年までレバークーゼンを率いたドイツ人ロジャー・シュミット監督が決戦へ意気込み。
[ACL GS6節] 浦和 – 北京国安/2019年5月21日19:00/埼玉スタジアム2〇〇2
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ最終6節の浦和レッズ対北京国安戦に向けて、北京国安のロジャー・シュミット監督が「決勝戦のつもりで戦う」と意欲を示した。
2017年途中までバイエル・レバークーゼンを率いて、チームを欧州チャンピオンズリーグに導いた経験を持つ。退任した17年から北京国安を率いて3年目になる。北京国安は現在中国リーグ、10戦全勝で首位を走る。52歳のドイツ人監督は、次のように意欲を示した。
「我々は明日『決勝戦』のつもりで戦います。様々な状況が想定されるが、次のステージに進みたい。浦和のホームゲームであり難しく、いろんな意味で挑戦的な試合にもなります。現在チーム状態は非常に良いので、ぜひ決勝Tに残りたい。いいパフォーマンスを見せられるように頑張ります」
また中国メディアから「浦和の多くの主力選手(8人)が、17日の湘南ベルマーレ戦を欠場した。それはカギとなってくるか?」という質問が出た。
シュミット監督は「非常に明日の試合を重視し大事にしていると受け止めています。しかし、それが本当に良い結果を生むかどうかは分かりません。欧州チャンピオンズリーグでも同じようにして、結果的に(バルセロナFCがリバプールFCに)0-4で負けています。すべての答えは、明日の試合結果に表れるでしょう」と答えた。
「浦和レッズにとってホームゲームというアドバンテージであり、ただし、私たちのFWはいろいろな組み合わせやパターンから多くのゴールを決めています。守備面でも高いパフォーマンスを見せています。ただし明日は面白い試合になるはずです。そのなかで必ずゴールを奪い、勝利を収めてみせます」
そのように”必勝”を誓っていた。謙虚であり、強気であり……この一戦への並々ならぬ思いが伝わってくる。
ACLグループGは現在、全北現代モータースの1位突破が決定。2位の浦和と3位の北京国安が2勝1分2敗の勝点7で並ぶ。得失点差は浦和がプラス2(6得点・4失点)、北京国安がプラス1(6得点・5失点)。最終節で勝点が並んだ場合、当該チーム同士の成績が優先される。
アウェー戦は0-0。浦和のグループステージ突破の条件は「スコアレスドロー」か「勝利」。1点以上の引き分けは、北京国安の勝ち抜けとなる。
文:サカノワ編集グループ