仙台シマオ・マテが検証した浦和戦「対興梠というわけではなく」

仙台のシマオ・マテ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

5試合ぶり敗戦も「全体的にはいい守備ができていた」と前を向く。

[J1 19節] 仙台 – /2019年7月6日/埼玉スタジアム2〇〇2

 ベガルタ仙台のDFシマオ・マテは7月6日の浦和レッズ戦、センターバックとしてフル出場を果たしたものの、チームは0-1で敗れた。また後半開始早々に足を傷めて一旦治療を受けたあとピッチに戻ったが、ダメージは小さくなかったようである。試合後は足をできるだけ突くことを避けるため、松葉杖姿で記者の取材に応じるミックスゾーンに現れた。

 仙台の多くの選手たちが語っていたように、42分の失点シーン――そこだけが悔やまれた。

「全体的に良い守備ができていたと思います。難しい相手だっただけに、残念な失点を喫してしまいました。後半は一人少ない状況で戦う時間が続いたので(51分に椎橋慧也が退場処分)、この結果は本当に悔しいです。(浦和の攻撃陣に備えて)早い飛び出しをできるだけ阻止するため、少し低めに最終ラインを設定し、コンパクトでいることが大切でした。それは結構できていたと思います」

 失点シーンは、武藤雄樹のターンで仙台の選手3人がかわされ、そこから興梠に縦パスが入った――。まさにそのスペースを消していた守備が、少し高めに位置取り、シマオ・マテが引き出された、その一瞬を攻略された。

 モザンビーク代表でもある31歳のシマオ・マテは、興梠とのマッチアップを次のように振り返った。

「興梠選手は経験豊富で、素晴らしい選手。以前からずっと知っている選手の一人でした(シマオ・マテは山東魯能、アル・アハリでもプレー経験あり)。あのゴールシーンだけは、しっかり崩され、綺麗なゴールを決められてしまいました。ただ、シマオ対興梠、ヒラ(平岡康裕)対興梠といった、そういう考えではなくて、あくまでもベガルタ仙台対浦和レッズという戦いであり、チームとして、最終的に負けてしまったことが残念でなりませんでした。両チームともに、とてもよく戦った試合だったのではないかと思います」

 そのようにゴールを決めた興梠をたたえ、しかし仙台の守備も決して破綻していなかったと前を向いた。

 自身も5試合連続フル出場を続けたが、チームは4連勝でストップ(Jリーグの6月・月間最優秀選手賞を受賞)。ここでチームは一度踏ん張ることができるか。

 13日はホームで鹿島アントラーズと対戦する。ともに仙台の守備を支えてきたGKシュミット・ダニエルがシント・トロイデンVVに向かう前のラストマッチとなる。もちろん勝利で、できれば無失点で、しかもホームで、守護神の旅立ちを祝したい。

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[取材・文:塚越始]
text by Hajime TSUKAKOSHI

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