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【移籍】来月メッシと対戦、カタールW杯日本代表DF山根視来がロサンゼルス・ギャラクシーに移籍。吉田麻也と同僚に

天皇杯のPK戦でキックを決め咆哮する川崎の山根視来。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「このチャンスを逃したくないと思い決断しました」

 J1リーグの川崎フロンターレは1月6日、昨季まで所属したカタール・ワールドカップ(W杯)日本代表DF山根視来(Miki YAMANE)がメジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーに移籍することが決定したと発表した。

 ロサンゼルス・ギャラクシーには同じくカタールW杯日本代表の吉田麻也が在籍。現在ウェスタンカンファレンスで14チーム中13位(降格ルールは現在ない)。現地時間の来月25日にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの所属するイースタンカンファレンスのインテル・マイアミとの対戦が組まれている。

 山根は川崎を通じて、次のようにコメントしている。

「川崎フロンターレに関わるすべての皆さま、この度MLSのLAギャラクシーに移籍することになりました。昔は嫌なイメージだった等々力陸上競技場がこの4年間で本当に大好きになりました。プレーしていて一番ワクワクするスタジアムです。どんな結果であろうと前向きな言葉で力をくれるフロンターレのサポーターには感謝の気持ちしかありません。

 そんなみんなとたくさんの勝利を分かち合うことができて本当に嬉しかったです。 日本代表に必ずなると決めて移籍してきた4年前、周りを見たら本当の意味でレベルの違う選手たちに囲まれて、たくさんの刺激を受けました。すごい勢いで成長して世界に飛び出していく後輩たち、やっぱりすごいと何度も何度も思わせてくれる先輩方。自分が誰よりも結果を出す。その空気がフロンターレにあったからこそ、今の自分がいます。

 タイトルを獲り続けるチームの空気を持っているクラブはそう多くありません。だからこそ多くの選手が育ち、多くのタイトルを獲ってこられたのだと思います。

 30歳になりベテランと言われることも少しずつ増えてきました。でも、いつも心の中に、生活や文化、言語、サッカーのスタイル、日本とは何もかもが違う、自分にとってより厳しいところでチャレンジしてみたい。そんな思いがありました。

 このチャンスを逃したくないと思い、この決断をしました。苦しいこともたくさんあった2023年、天皇杯で優勝してフロンターレ全員で泣いて笑えたことが一番の思い出です。

 4年前には想像ができなかった言葉を、偉大な先輩、後輩、監督、コーチングスタッフ、トレーナーの皆さんからかけていただきました。それだけでも必死に頑張ってきてよかったなと思えました。 4年間という短い間でしたが、本当に濃い毎日を過ごすことができました。

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 川崎フロンターレは日本サッカーにとって、本当に価値のあるクラブだと信じています。4年間本当にありがとうございました」

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