ロッベンがJリーグ挑戦の可能性を明言。悩みの種は…
バイエルン時代のアリエン・ロッベン。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
母国オランダの専門誌に「4つの選択肢」を語る。
バイエルン・ミュンヘンを今季限りで退団する元オランダ代表FWアリエン・ロッベンが5月30日、オランダのサッカー専門誌『Voetbal International』で移籍先について4つの可能性を示し、その一つとして「日本行き」についても触れている。ドイツの『ビルド・スポーツ』もこの話題を紹介し、具体的な候補先を挙げている。
『Voetbal International』でロッベンは「4つの選択肢」と題して移籍先の候補について次のように挙げている。
「4つのカテゴリーで検討している。アメリカ(MLS)や日本など、ヨーロッパ以外へ冒険すること。あとはヨーロッパの頂点でプレーを続けること、それにオランダへの帰還だ」
そのようにロッベンがJリーグ挑戦の可能性について明言している。しかし、彼が問題として挙げたのが次の点だ。
「いずれにせよバイエルンよりも低いレベルでプレーしなければならない。そのために、頭のスイッチを切り替えなければならない」
そのようにブンデスリーガで前人未踏の7連覇を達成した”最強チーム”でプレーしていたことが、むしろ悩みの種になりそうだというのだ。そのあたりはヴィッセル神戸でプレーするアンドレス・イニエスタやルーカス・ポドルスキらも直面している課題とも言える。
具体的にはポルトガルのSLベンフィカ、さらに母国のAFCアヤックスなども、ロッベンの獲得を検討しているという。JリーグではFC東京が一時具体的に名前が挙がったが、今回はあくまでも「日本」と言っている。
35歳のオランダ人ウインガーが移籍先の何を重視するかがポイントになってきそうだ。ただケガがちでもあり、実際に手を挙げるJクラブがあるのかどうか。芸術的とも言えるカットインを日本で見ることはできるのだろうか。
文:サカノワ編集グループ