【浦和】大槻体制初陣、GK西川のフリックから森脇がラストプレーで決めて執念ドロー
川崎戦でシュートを放つ浦和の武藤雄樹。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
長いアディショナルタイム…コーナーキックから。
[J1 14節] 川崎 1-1 浦和/2019年6月1日/等々力陸上競技場
川崎フロンターレ対浦和レッズの一戦は、浦和がラストプレーのコーナーキックからの流れで森脇良太が執念のゴールをねじ込み、大槻毅新体制をドローに持ち込んだ。浦和はリーグ戦の連敗を4でストップ。一方、川崎はリーグ10試合負けなし。
開始2分、浦和の宇賀神友弥のシュートがゴールネットを揺らした。しかしブラインドになってボールに関与した興梠慎三のオフサイドを取られてノーゴールに。
その後は一進一退の展開が続く。ただ後半に入ると、運動量の落ちた浦和に対し、ホームチームがピッチを広く使ってボールを散らしながら、主導権を握っていく。迎えた54分、波状攻撃から5レーンのハーフゾーンを突いた登里享平のクロスに、ファーサイドに開いたレアンドロ・ダミアンが冷静に合わせて、ついに均衡を破る。
浦和は早い段階から荻原拓也、森脇良太、杉本健勇とカードを切り、反撃を試みる。しかし気持ちは伝わるものの、試合巧者な川崎を攻略できず、逆にカウンターを食らい続けてしまう。
迎えたラストプレー。90+5分、コーナーキックから混戦となり攻撃参加した西川周作のフリックからボールがこぼれ、最後は混戦から森脇良太がねじ込み、土壇場で浦和が同点に追いついた。
文:サカノワ編集グループ