鈴木優磨と激しく口論も！川崎DF谷口彰悟が語った鹿島戦勝利のポイント「何が何でも勝点３を取ろうとした」
谷口彰悟。写真：徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
最後は５バックにして、ゴール前のギャップを埋めて逃げ切る。
[J1 27節] 川崎 2-1 鹿島／2022年８月27日19:00／等々力陸上競技場
川崎フロンターレの日本代表DF谷口彰悟が鹿島アントラーズ戦後に記者会見に応じ、猛攻に耐えて掴んだ勝利の背景、その価値などについて語った。
ホームチームは前半、セットプレーから効果的に２ゴールを奪うことに成功。そこからトドメを決め切れずにいると、後半は鹿島にペースを握られ１点差に詰め寄られた。それでもホームアドバンテージを生かし、最後は山村和也を最終ラインに組み込む５バックにしてゴール前のスペースとギャップを消し、2-1で逃げ切った。
「鹿島相手にしっかりと勝ち切れたのは評価していいところ。苦しい時間帯も多かったですが、いろんなことを試しながら勝ち切れたのは、チームとして次につながります」
谷口はそう振り返った。
嫌な雰囲気になりそうだったところ、川崎のキャプテンを中心に戦い切った。試合終盤にはファウルで川崎の選手を止めた鈴木優磨と谷口が激しく口論をかわす場面もあった。チームメイトを守り、闘う姿勢を示し、スタジアム全体の士気も高めていった。
「自分たちが目指している展開ではなく、2-0にしてからの試合運びはもっと上手くやらないといけません。そこは今後の反省点。それでも最後、（最終ラインを）５枚にして相手の思うようにやらせず、何が何でも勝点３を取ろうとしたことはネガティブには捉えていません。むしろ、そうしてでも勝ち切ったことはポジティブに捉え、反省すべきところは反省して、次に向かいたいです」
ルヴァンカップ準々決勝・セレッソ大阪との第２戦では同様に２点先取しながら、90分からアディショナルタイムに２失点を喫して敗れた。谷口は「その時の教訓が生きました」と頷いた。
「展開にも似ていましたが、鹿島の勢いが出てきていたところで耐えて終えられ、そこはC大阪戦の教訓が生きました。最後の最後まで、守備の時間ではありましたが、自分たちの優位で進められました。キツイ時間でもやるべきことをできました」
そのように試合の流れは渡さなかったことを、谷口彰悟は勝因に挙げていた。
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