【U-20W杯】久保建英と同い年の韓国代表イ・ガンインは「いろいろ持っている」と日本も警戒

U-20アルゼンチン代表戦で先発したU-20韓国代表のメンバー。10番がイ・ガンイン。(C)FIFA via Getty Images.

対日本となればモチベーション。ライバルですから。

 ポーランドU-20ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦で実現した日韓戦が現地6月4日、日本時間の5日0時30分から行われる。6月2日のU-20韓国代表の公式記者会見では、ジョン・ジョンヨン監督が意気込みを示した。

 日本の印象を問われジョン・ジョンヨン監督は「チームとしての結束力が高く、一人ひとりの才能も優れていている。日本はプレッシャーをかけるのが非常に上手い。組織的な展開を得意としている」と警戒した。

 また、ジョン・ジョンヨン監督は”日韓戦”ということよりも、「日本は対戦相手として、それ以上でもそれ以下でもない。(ライバルと戦う)プレッシャーよりも試合にフォーカスしていきたい」と、あくまでも決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)を突破することに集中すると語った。

 とはいえ、もちろん特別な試合であることも事実。指揮官は気持ちが昂ぶることを認め、「すべてのチームがライバル。ただ対日本というのはモチベーションになります。ライバルですから」とも強調した。

 韓国は今大会のグループステージ、初戦U-20ポルトガル代表に0-1と敗れたものの、U-20南アフリカ代表に1-0、さらに最終戦でU-20アルゼンチン代表に2-1と勝利を収め、2勝1敗の2位で決勝トーナメントに勝ち進んだ。

 メンバーも充実している。GKチェ・ミンス(ハンブルガーSV/ドイツ)、DFキム・ヒョヌ(ディナモ・ザグレブ/クロアチア)、MFキム・ジョンミン、(リーフェリング/オーストリア)、MFイ・ガンイン(バレンシア/スペイン)と、海外組4人がメンバー入り。本気モードで、上位を狙ってきている。

 とりわけ、久保建英(FC東京)と同じ2001年生まれのイ・ガンインは強烈な個性を持つ俊英だ。中盤を務めるレフティはキレのあるスルーパスやドリブル突破からチャンスを生み出し、ひと世代下の18歳ながら攻撃をリードする。バレンシアのトップチームでリーグデビューを果たしたのも納得の活躍ぶりだ。

 イ・ガンインのプレーは日本の選手たちにも印象に残っているようで、口々に警戒心を口にしていた。

「10番の選手は本当に素晴らしい左足を持っている」(伊藤)

「アルゼンチン戦も見て、すごいいい選手だなと感じた。テクニックだけでなく、パワーやスピードなどいろいろなものを持っている」(齊藤)

 もちろん日本にとって、若きアジアの虎はむしろ楽しみな相手でもある。昨年のU-19アジア選手権では日本が準決勝で敗れたため、決勝での日韓戦は幻に終わった(サウジアラビアが優勝、韓国が準優勝)。記者会見では表立ったライバル心はさすがに示さなかったが、ピッチに立てば話は別。熱い戦いになることは間違いない。

取材・文:松尾祐希(フリーライター)

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