【スペイン紙】一気に進展!?久保建英サイドとバルセロナが交渉再開「ドアは閉ざしていない」
日本代表の久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
再び軌道に乗る――。
スペインの老舗スポーツ紙『ムンド・デポルティーボ』の電子版は6月13日、「タケ、再びバルサの軌道に乗る」と題して、一時は頓挫したとされていたバルセロナと日本代表MF久保建英(FC東京)の移籍交渉について、数日前から仲介人(代理人)とフロントにより再開されたことを伝えた。
記事によると、同紙が伝えたように久保サイドの提示した条件とは開きがあったものの、その後、交渉が続けられていることが明らかになったという。
そして、久保サイドも基本的にはバルサ復帰を希望。一時は決裂したという交渉について、「そのドアを閉ざしてはいなかった」と伝えている。
同時に、パリ・サンジェルマン、レアル・マドリーが引き続き、久保の獲得を検討していることも報じている。
久保は6月9日のキリンチャレンジカップのエルサルバドル代表戦で、史上二番目に若い18歳5日で日本代表デビュー。日本時間の18日(8時開始)のチリ代表戦で初戦を迎えるコパ・アメリカ(南米選手権)にも臨む。
FIFAの規定によって久保がジュニア時代に在籍していたバルセロナが制裁を受け、久保の海外への移籍は18歳の誕生日を迎えるまで禁止されていた。そんななか、17歳の久保は4ゴールを決めるなど中心選手としてFC東京を首位に導く活躍を見せるなか、18歳の誕生日を迎えた。さらに日本代表選出もあって注目度がアップ。
一方、移籍に関して、パリ・サンジェルマン、レアル・マドリーなどが獲得に名乗りを上げ、条件と開きがあるとして、バルセロナは一時、久保獲得から撤退したと伝えられていた。
またバルサは3部リーグに相当する「バルセロナB」でのプレーを優先させたい意向だったが、そのあたりもクリアになるかがポイントに。
さまざまな憶測が飛び交うなか、久保は本当に欧州へ、スペインへ移籍するのか? ただ、また新たな動きが出てきたことは間違いないようだ。
文:サカノワ編集グループ