久保建英のレアル移籍を暗示?松本反町監督「海外に行ったほうがいい」コメントが改めて奥深い

久保建英がFC東京からレアル・マドリーへ。今度は世界の「『T』OP」を目指す。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

徹底した準備をことごとく突破した当時17歳に、「分かっていてもやられる。それがサッカー」。

[J1 15節] 松本 – 仙台/2019年6月15日/サンプロ アルウィン

 18歳5日と史上二番目の若さで日本代表デビューを果たしたMF久保建英が6月14日、FC東京からスペインのレアル・マドリードに完全移籍することが発表された。現在久保はコパ・アメリカ(南米選手権)に参戦中。今季J1では13試合4ゴール。最近は4月28日の松本山雅FC戦(2-0)から6試合連続先発し、その間、4勝1分1敗と首位チームを牽引してきた。

 その松本の反町康治監督が試合後の記者会見で語っていた「久保建英評」を、今改めて振り返ってみた。彼のポテンシャルの高さが、指揮官の独特の表現からも伝わってくる。

 スタッフ、選手とともに細心の注意を払い万端の準備を整えた。しかし「翻弄された」。「分かっていてもやられる。それがサッカー」と、指揮官は自分自身に言い聞かせるように言っている。

 相手チームではあるものの先制点をアシストするなど別格の存在感を示した久保について聞かれると、反町監督は次のように語っていた。

「 翻弄された、と言ってしまうと、そのまま明日の新聞に出てしまいますが……。どのようなプレースタイルかは分かっていましたが、相手を見てポジションを取り、判断をギリギリで変えられるところは、少し日本人離れしていると感じます。

 昨季よりも今年のほうが良く感じます。そこで時間を作られた。1点目のように、ディエゴ・オリヴェイラと永井が関わってきた。分かっていてもやられるのがサッカーの世界。何とも言えません」

 そしてちょうど移籍話が話題になりだした頃、今回のレアル・マドリード移籍を”暗示”するかのようなことも語っていた。同時にそれは多くの”久保ファン”、”サッカーファン”の思いを代弁しているかのようでもあった。

「非常に高い質を、久々に日本人選手で見せてもらったと思います。これからどのような道筋を辿り、どのような選手になっていくのか楽しみです。将来、日本を背負って立つようなプレーヤーになってもらいたいですし、応援しています。ウチはもう1試合あるので、海外に行ったほうがいいんじゃないかな(苦笑)」

 松本のホーム、サンプロ・アルウィンでのFC東京戦は27節、9月27日か28日に組まれている。もちろん久保が不在でも手強い相手になる。

 とはいえ3か月先――。松本にも、FC東京にも、久保にも……何が起きているのか、まったく想像がつかない。

 松本は今日19時からホームでベガルタ仙台と対戦する。松本は12位、仙台は16位だが、勝点はわずか3差。ここで勝てれば、このあとの夏場の戦いにも弾みがつく。コパ・アメリカ参戦のため前田大然が不在だが、まさに総力戦で勝利を掴みに行く。

文:サカノワ編集グループ

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