首位FC東京を打ち砕いた神戸イニエスタが歓喜メッセ。ポドルスキも10日ぶりに…
神戸のイニエスタ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「みんなで成し遂げた素晴らしい仕事」
[J1 15節] FC東京 0-1 神戸/2019年6月15日/味の素スタジアム
首位のFC東京相手に殊勲の決勝ゴールを突き刺したヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタが6月15日の試合直後、自身のSNSのツイッター(アカウントは @andresiniesta8 )を更新。勝利に沸くドレッシングルームで選手とスタッフが勢揃いした歓喜の写真とともに、「みんなで成し遂げた素晴らしい仕事。いこうぜ、ヴィッセル神戸!」と熱いメッセージを綴った。
拮抗した展開のなか、後半開始早々の49分、左右にボールを散らして揺さぶり、西大伍の右サイドからのクロスを背番号8が逆サイドで受ける。するとイニエスタはわずかにできた一瞬の隙を見逃さず、短いインパクトからGK林彰洋のニアサイドを抜く、技ありのコントロールショットを突き刺してみせた。イニエスタは神戸の公式ホームページで「(FC東京の4-4-2に対し中盤の)脇のスペースを上手く使い、攻撃を組み立てて、心地よくプレーできました。首位のチーム相手に良い試合ができて、ヴィッセル神戸が持ってる底力を信じる機会になったと思います」と力強いコメントを残している。
そして、まだチームへの再合流の見込みが立っていないFWルーカス・ポドルスキも、試合直後、ツイッター( アカウントは @Podolski10 )を実に10日ぶりに更新。ヴィッセル神戸のハッシュタグとともに、ガッツポーズ3つを並べて歓喜の想いを伝えている。
ファン・マヌエル・リージョ元監督から吉田孝行前監督を経て、トルステン・フィンク新監督が就任。ほとんど新体制の準備期間はなかったものの、首位撃破を成し遂げた。
チームは泥沼の7連敗のあと、2勝1分と復調を感じさせる。そして勝点17に伸ばし、11位に浮上。何よりイニエスタが6試合ぶりに先発復帰を果たし、いきなり「結果」を残した。このまま勢いに乗っていけるか――。
文:サカノワ編集グループ