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【南米選手権エクアドル戦】新三銃士「久保・三好・安部」&菅を見てみたい!

(C)SAKANOWA

植田、冨安を休ませるならば「3バック」も? 柴崎の起用法も今後に向け注目点。

[コパ・アメリカ GS③] 日本 – エクアドル/2019年6月25日8:00(日本時間)/ミネイロン

 日本代表がコパ・アメリカ(南米選手権)のグループステージ最終第3戦、エクアドル代表戦に臨む。過去の対戦は日本の2勝0分0敗。通算4得点0失点。ただし、2006年3月30日の親善試合(日本が1-0で勝利)以来、実に13年ぶりの顔合わせとなる。FIFAランキングは日本が28位、エクアドルが60位。

   勝ったほうがグループ3位でベスト8進出。引き分けだと、両チームともに敗退となる。

 キリンチャレンジカップの6月シリーズ2試合で3-4-2-1にチャレンジした森保ジャパンだが、今大会はこれまで4-2-3-1を採用。グループステージ突破の懸かったエクアドル戦、3バックで挑むのはまさに「奇襲」になりリスクも大きく、4バック継続が現実的と言える。

 ただ、2試合連続フル出場中のCB冨安健洋、植田直通をいずれも、もしくはどちらか休ませるのであれば、3バック採用の可能性も出てくる。そうした選手のコンディションも、布陣の選択に関係してきそうだ。

 グループステージ2節はFIFAランキング8位とグループ4チームの中で最も高かったウルグアイ代表に、三好康児の2ゴールで2-2と引き分けた。

 今回のエクアドル戦。日本は2ゴール以上の勝利で、ベスト8進出が決まる。1-0の勝利の場合、他会場の結果やフェアプレーポイントがかかわってくる。

 とはいえ、マンチェスター・ユナイテッドのアントニオ・バレンシアらを擁する本気のエクアドルはもちろん侮れない。

 その重要な一戦で、ぜひ見てみたいのが、2列目に「久保建英、三好康児、安部裕葵」と、東京五輪世代の”新三銃士”を配置する布陣だ。中島翔哉が南米のトップレベルでも十分通用することは2試合で把握できた。エクアドル戦ではそんな中島をも脅かす存在になってきた、本来、安部を本来の主戦場である左MFに起用してみてはどうか。

 さらに、トップ下に三好、右サイドに久保――。いずれもJリーグで結果を残してきたポジションに配置し(三好は横浜FMでは4-1-2-3のインサイドハーフ)、相乗効果を期待してみたい。

 また、これまで出場機会を得られずにいる菅大輝は両足のキック精度が高いうえに、パワーと運動量を兼ね備えている。ガチンコで渡り合う体力勝負にもなりそうなこの第3戦、ぜひ見てみたい一人でもある。攻撃陣を持ち前の”馬力”で支えてくれるはずだ。ただ、菅は北海道コンサドーレ札幌では3-4-2-1の左ウイングバックとして実績を積んできた。彼を起用する時は3バックか!?

 ウルグアイ戦では川島永嗣と岡崎慎司の大ベテランコンビが結果を残したことで、大迫敬介、上田綺世の若手組も刺激を受けた。もちろん彼らから学ぶことも大切だ。ただし、この機会に、一気に世代交代を印象付けるような活躍ぶりも見せつけたい。

 他にも2試合連続スタメン出場中の柴崎岳の起用法についても考えどころ。2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)では全試合にスタメン出場し、結局、最後のベルギー戦は体力的にも限界に近づき、本人も体力的にきつかったと振り返っていた。

 勝ち上がればブラジル代表との対戦が濃厚であり、そこに向けても、ある程度考慮するのか。とにかくエクアドル戦に全力を傾けるのか。そのあたりの森保監督の判断にも注目だ。

 コパ・アメリカの日本代表メンバーとグループステージの日程と結果は次の通り。

▽▽日本代表メンバー
GK 
1 川島永嗣 (RCストラスブール/フランス)
12 小島亨介(大分トリニータ)※ 
23 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
DF 
5 植田直通(セルクル・ブルージュKSV/ベルギー) 
4 板倉 滉(FCフローニンゲン/オランダ)※ 
19 岩田智輝(大分トリニータ)※
22 立田 悠(清水エスパルス)※
14 原 輝綺(サガン鳥栖)※
2 杉岡大暉(湘南ベルマーレ)※
15 菅 大輝(北海道コンサドーレ札幌)※
16 冨安健洋(シントトロイデンVV/ベルギー) 
MF 
7 柴崎 岳(ヘタフェCF/スペイン) 
10 中島翔哉 (アルドゥハイルSC/カタール) 
3 中山雄太(PECズヴォレ/オランダ)
11 三好康児(横浜F・マリノス)※ 
8 伊藤達哉(ハンブルガーSV/ドイツ) 
17 松本泰志(サンフレッチェ広島)※
6 渡辺皓太(東京ヴェルディ)※
20 安部裕葵(鹿島アントラーズ)※
21 久保建英 (FC東京)
FW 
18 岡崎慎司 (レスター・シティー/イングランド) 
9 前田大然(松本山雅FC)※
13 上田綺世(法政大)※
※は日本代表初選出

▽グループステージ 
※日本時間(いずれも現地時間は、前日20時開始)

vs チリ代表 
6月18日(火)
●0-4
得点者:なし 

vs ウルグアイ代表 
6月21日(金) 
△2-2
得点者:三好②

vs エクアドル代表
6月25日(火) 
8:00キックオフ 

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