【なでしこジャパン採点】好調GK山下に「4」。明朝オランダ戦、攻撃陣の奮起に期待
[WOMAN OF THE MATCH]エレン・トニ・ホワイト(イングランド)
崩されたセンターバック陣、立て直せるのか!?
[女子W杯 GS③] 日本 0-2 イングランド/2019年6月20日(現地)/アリアンツ・リヴィエラ
フランス女子ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦、なでしこジャパン(日本女子代表)が現地6月25日、日本時間26日早朝、オランダ女子代表と対戦する。
その試合を前に、第3戦のイングランド女子代表戦を選手採点とともに振り返り、オランダ戦を展望したい。
よく耐えてチャンスにも持ち込めていた。ただ、一つのミスが試合を大きく左右する展開のなか、熊谷と市瀬の背後を攻略されて、先制点を与えたのは痛かった。終盤も結果的には相手の試合巧者ぶりが光った。
▽▽選手採点
通信簿のように、最高点が5、最低点が1。原則として、出場20分以上が採点対象。
▽先発出場
GK
18 山下杏也加 4
被シュート14本、枠内6本を浴びたものの、好セーブで凌ぎ、日本に流れをもたらした。
DF
3 鮫島 彩 3
なんとか耐えて、バランスを保ちながら反撃を試みた。
4 熊谷紗希 2
高いラインを保ってアグレッシブに守っていたが、背後を取られ先制点を許した。
5 市瀬菜々 2
2試合連続のスタメン抜擢。熊谷との息がふとしたタイミングでずれたところで崩された。
22 清水梨紗 2
積極性は光ったものの、結果的に守備への貢献度が低くなってしまった。
MF
6 杉田妃和 2
最終ラインの前で守備のバランスを保つ。球際で後手を踏む場面も。
7 中島依美 3
ボランチ抜擢でよくボールを散らした。三浦投入後、”本職”の右サイドでプレー。
19 遠藤 純 2(▼85分)
攻撃に変化をつけたものの、得点に絡むことはできなかった。
11 小林里歌子 2(▼62分)
守備への意識が高かった。が、逆に推進力を付けられなかった。
FW
20 横山久美 2(▼61分)
ボールの収めどころとなったが、徐々に相手のプレッシャーに抗い切れなくなった。
8 岩渕真奈 3
ボールを持ち込むと複数人のマークを引き出すことに成功。そこからさらに次のチャンスに、より多くつなげたい。
▽交代出場
FW
9 菅澤優衣香 2(▲61分)
ビッグチャンス……決めたかった。奪えていれば、一気に形勢逆転に持ち込めたか。チャンスは作れている。流れから1点がほしい。
MF
17 三浦成美 ―(▲62分)
中盤の奪いどころとなって、高い位置から仕掛ける。その狙いはまずまずこなしたものの得点に結びつかず。
FW
17 宝田沙織 ―(▲85分)
チームに再び勢いはついた。ただ、相手のほうが一枚上手で、アディショナルタイムに被弾。
文:サカノワ編集グループ