【浦和】大槻毅監督「強固な守備に挑む」。韓国最強の壁をいかに越えるか

浦和の大槻毅監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

Kリーグ最少失点の堅守。立ち上がりから「アグレッシブにゴールを狙う」。

[ACL 決勝T①-2nd] 蔚山現代 – 浦和/2019年6月26日20:00/蔚山文殊サッカースタジアム

 ベスト8は韓国最強の壁を越えた先に――。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグ・蔚山現代対浦和レッズ戦を前日に控えた6月25日、浦和レッズの大槻毅監督が公式記者会見に臨み、「明日の試合が終わったあと、次のラウンドへ進めたと言えるように、いい試合をしたいと思います」と抱負を語った。

 昨年の暫定監督時代は公式戦4勝2分(リーグ3勝1分)、今季のオズワルド・オリヴェイラ前体制から引き継いだあとは、2試合連続のアディショナルタイム弾で川崎フロンターレに引き分け(△1-1)、サガン鳥栖に勝利を収めた(〇2-1)。しかし、前回のホームでの蔚山現代戦で1-2の逆転負けを喫し、浦和の監督としての初黒星を喫した。

 無論、負ける時は来る。そもそも、ACLの決勝トーナメントは、2試合のトータルスコアで競われるもの。埼玉スタジアムでの第1戦後、蔚山現代のキム・ドフン監督とともに、「まだ前半戦を戦い終えたにすぎない」と慎重に言葉を選んでいた。

 そして決戦前日の大槻監督は、「ゲームの入りからね、アグレッシブに臨んでゴールを目指すところをしっかり全員で共有し、意思統一したうえで出していきたいと思います」と、「意思統一」を勝利へのポイントに挙げた。

 現在、蔚山現代はKリーグで11勝3分2敗(27得点11失点)、全北現代、FCソウルに勝点1差で続く暫定3位。1試合消化試合が少なく、今、ACLを含め韓国勢で最も安定して力を発揮しているチームと言える。その失点数はリーグ最少である。

 緻密な分析官としても知られる大槻監督は、蔚山現代の印象と対策について、次のように語った。

「グループステージの時からそうですけど(川崎フロンターレと同じグループHを3勝2分1敗で1位突破)、非常に固い守備、失点が少ないところ。それにスピードのあるカウンターの鋭さはより感じました。人数を掛けた時の守備は、正直強固なものがあります。そこに明日の試合では、挑んでいきたいと思います」

 ACL優勝とJリーグ制覇の2冠を掲げて臨んだ今季、より現実味を残していると言えるのが、このアジアのコンペティションだ。大槻親分のもと、浦和がアジアの盟主の座を取り戻すべく、韓国の地で決闘に臨む。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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