ベシクタシュ副会長が香川真司と面会し条件提示か。最終決断のリミットは…
香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
トルコ紙が伝える。G20出席のエルドアン大統領とともに来日中。
トルコ紙『ファナティック』は7月2日、トルコ1部リーグのベシクタシュJKのフセイン・ユジュル副会長が日本代表MFの香川真司と日本で面会し、ボルシア・ドルトムントからの完全移籍での条件を提示するとともに、香川サイドに最終決断のリミットを定めたという。
同紙によると、フセイン副会長は大阪で開催されたG20首脳会議(サミット)に参加したトルコのエルドアン大統領に伴って来日していた。そしてスペイン行きを目指している香川と面会して、条件を提示したそうだ。
ベシクタシュはこの移籍に300万ユール(約3億6600万円)を準備。ドルトムントに100万ユーロ(約1億2200万円)、香川に200万ユーロ(約2億4400万円)を支払うという。
また、フセイン副会長は香川に次のように決断への”リミット”を伝えたそうだ。
「新シーズンに向けた準備が間もなく始まります。私たちと一緒にシーズンをスタートさせたい場合、数日以内に最終決定を下してもらえますか」
そのようにアブドラ・アブジュ新体制の発足に伴い、もしもベシクタシュで再びともに戦ってくれるのであれば、プレシーズンの早い段階から加わってほしいと”熱望”したという。香川を中心選手として考えていることもうかがえる。
スペインのデポルティボ・ベティスから香川には、年俸で80万ユーロ(9800万円)、あるいは90万ユーロ(1億1000万円)という条件が提示されたという。その差は倍以上。果たして、香川はここで決断を下すのか――。
香川は2020年6月までボルシア・ドルトムントと契約を結んでいるものの、クラブは戦力外とみなし、愛着のある背番号「23」も新加入のトルガン・アザールに譲っている。
今年1月から5月まで期限付き移籍したベシクタシュでは、リーグ14試合4得点2アシストをマーク。チームはトルコ1部で19勝8分7敗の勝点65、首位のガラタサライSKと勝点4差の3位で終えていた。
他にはセビージャFCも以前から移籍先候補として噂が挙がり、イングランド実質2部のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCも獲得を検討していると言われる。
文:サカノワ編集グループ